ホームページからお申し込みを?

ちよみ

2012年09月09日 15:43

ホームページからお申し込みを?




    わたしの世代には、まだまだネットアレルギーの人がごまんといる。

    そういう人たちは、インターネット通販など、嘘臭くてとても使う気になどなれないと言う。

    そんなわけで、インターネットからしか申し込めないとか、インターネットでしか説明が読めないような経営方針の企業や学校などには、はっきり言って信用が置けないのだ。

    「ホームページに必要事項を書き込み、ご応募下さい」

    などといい、電話番号はおろか住所さえも教えようとしない会社は、まったく胡散臭いとしか思えない。

    ホームページはもちろん読めるが、申し込みや問い合わせは、やはり電話で相手の声を聞いたり、書類を交わしたりして行なえなくては心から交渉成立の実感がもてないのだ。

    メールなどというものは、おもちゃの類だと信じている年配者も少なくないし、わたしも未だそれに近い感覚がある。

    自筆でサインをして、印鑑をおさなければ、本物ではないという認識の方が強いのだ。

    だから、友だちや家族などとの会話はメールでも事足りるが、ホテルの予約とか販売元に不確かなことを訊ねる場合、「インターネットでお申し込みを」などというところは、まず敬遠対象になってしまう。

    人間は、ネットのような顔の見えない、声の聞こえない者同士のやり取りに甘んじて、一方通行な通信しか出来ないような横着をするものではない。

    世の中には、パソコンや携帯電話、スマホなど別の世界の話だと思い込んでいる人は、まだまだ多数いるのだ。

    インターネットが当たり前のような言い方は、そういう人たちに対しても失礼千万である。

    ホームページをネットに載せるのは結構だが、「お申し込み、お問い合わせは、お電話でも承らせて頂きます」の一言と、電話番号、住所は、必ず記載して欲しいものである。

    最近のインターネットにばかり頼りたがる企業や経営者の風潮は、お客が弄ばれているようで、実に不愉快としか言いようがない。




    
<今日のおまけ>

    打ち切り必至――。フジテレビ系平日午後の生情報番組「知りたがり!」が、あろうことか視聴率1%台に突入。民放キー局による全国ネットの昼番組が、深夜番組並みの“数字”とは、異常事態だ。

    ビデオリサーチ社は「知りたがり!」の視聴率を(1)午後2時から(2)午後2時58分からの2部に分け調査している。番組改編前は5%前後で推移していたが、放送時間帯を午後に移してからは2~4%台に下落。そして先月末にはついに“悪夢の数字”を叩き出してしまった。先月30日に(2)で1・9%と2%を割り、翌31日には(1)で1・8%、(2)で1・5%と、深夜番組かと見まがうほど、いやそれ以下の低空飛行だ。裏番組の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」の先月31日の視聴率(午後1時55分から6・9%、午後2時55分からは6・3%)と比較しても、まるで勝負にならない(数字は平均視聴率、関東地区)。



    そうね・・・。

    わたしも、今まではどちらかといえば「ミヤネ屋」の方を観てしまっていたなァ。

    でも、「ミヤネ屋」は、どうしても大阪中心の話題が多いし、近頃は橋下市長が新党構想を持ち上げて、何処と連携する、しないの話が大半なので、あまり橋下市長の唱える夢物語には興味がないわたしなどは、ここに来て、「知りたがり!」の方へチャンネルを合わせることが多くなった。

    (多くの長野県民にとっては、改革的政治を唱える人物は既に過去轍で、橋下氏の考えるようなイメージ戦略のあり方には飽き飽きの感が大なのである。信州人は、彼らの一歩先を読み、改革ではなく安定を求めているのだ)

    それに、「知りたがり!」は、何となく興味の波長が合うのか、わたしが知りたいと思う話題をピンポイントで詳しく伝えてくれるので、他の情報番組で聞きもらしたことを、もう一度知るにはとても重宝する番組なのだ。

    ただ、難を言えば、大阪発信の「ミヤネ屋」のコメンテーターに比べて、東京キー局発信はどうしても発言が万人受けになってしまうので、やや面白みに欠けるような気もする。

    お笑いタレントがレギュラーコメンテーターを務めていることが、主婦層(女性層)に受けない理由ともいわれているそうだが、わたしはあまりそういうことは感じない。

    別番組に出ている室井佑月さんのシビアに核心をつく一言に比べれば、どのコメンテーターも大差はないように思う。

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