日々の雑感 7

ちよみ

2013年01月27日 17:35

日々の雑感 7





    自慢じゃないが、わたしはほとんど遠出をすることがない。

    根が出不精という理由もあるのだが、外出といえば散歩や買い物、通院ぐらいのものだ。

    一昨日の新年会で出席者の方々の日常をうかがえば、ほとんどの方が実に意欲的に仕事や取材、ボランティアなどの活動で国内外を飛び回っておられるとのことで、本当に感心しきりだった。

    しかも、女性の出席者の方たちが実に行動的であることに驚く。

    健康で元気な女性たちはとてもポジティブで活き活きとして見え、輝くばかりの自信にあふれている。

    比べて、わたしはといえば、久しぶりの会食とあり、化粧品の使い方やアクセサリーの付け方にさえ悪戦苦闘する始末である。

    社会的ブランクの大きさを、つくづく感じた一日でもあったが、これから徐々にでも試運転の回数を増やして行けたら---との意欲も遅ればせながら出てきた。






    その新年会の席で、ある女性ライターの方が話しておられた。

    「東京から帰って来たところ、長野駅に降りて街があまりに寂しいことに気付いた。女性たちの着ている洋服の色が大人しすぎるのだ。長野県の女性は、控えめで奥ゆかしい性格ゆえ、ファッションも黒や紺系統の押さえた色を好みがち。街に活気を呼び込むためにも、洋服の色を華やかなものにした方がいい」

    この考え方は、以前わたしもブログに書いたことがあったが、確かに人間の気持ちは色で大きく変わるといわれる。

    寒冷地ほど、本当は暖色系の洋服を身につけるべきなのだろうが、信州人気質として目立つことをあまり好まない傾向がある。

    黒、紺、グレー、チャコールグレーなどのシックな色に真面目、誠実、律儀、謙虚などのイメージを重ね、それを良とする県民でもあるため、実はファッションには疎い文化圏といえるのかもしれない。

    だが、この閉塞的な不況をむしろ追い風にして、長野へ行けば街が明るく華やいでいて元気になれる気がするといわれるように、女性たちが率先してビタミンカラーのような鮮やかな色の洋服を着ることも、大きな地域アピールになるのではないだろうか。

    などと書きながら、新年会当日のわたしのファッションは正に黒白ずくめであったのだが・・・。

    そういえば、やはり自分の服にも黒や紺のモノトーン系が多いことに、「なるほど、信州人だなァ・・・」と、やけに納得してしまった次第である。






    有名な漫画家の先生の奥さまから減塩梅漬けを頂いた。

    長野市民新聞に書かせて頂いたエッセイ『栄養指導のすすめ』をお読み下さり、わたしが塩分控えめの食事をしていることを気遣われて漬けて下さったとのこと。

    さっそくご飯と一緒に頂いたところ、果肉がとてもやわらかくジューシーで、爽やかな酸味の中にもまるでフルーツのような甘みがほんのりと香るおいしさだった。

    これからも大事に食べさせて頂こうと思う。

    本当に、ありがとうございました。
    
        
<今日のおまけ>


    緑茶に含まれるカテキンの一種と男性機能不全(ED)治療薬を併用投与することで、正常な細胞を傷つけずにがん細胞のみを殺し、高い抗がん作用を発揮することを、九州大大学院農学研究院の立花宏文教授の研究チームが突き止めた。研究成果は25日、米医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション電子版に掲載された。
    立花教授によると、これまで抗がん剤が効かなかったケースでも、高い効果が期待できるという。早ければ年内にも米国で臨床実験を実施する。
    同教授のチームは2004年、「エピガロカテキンガレート(EGCG)」と呼ばれるカテキンの一種ががん細胞の細胞膜表面にあるたんぱく質と結合することで、がん細胞を特定して殺す仕組みを解明。今回の研究では、EGCGの抗がん作用を阻害する酵素に着目し、この酵素の働きを抑える化合物を含むED治療薬を投与したところ、抗がん作用を高めることに成功した。 
    マウスにヒトの乳がん細胞を移植した実験では、2日に1回、EGCGとED治療薬を投与した結果、16日間でがん細胞が死滅した。多発性骨髄腫や胃がん、膵臓(すいぞう)がん、前立腺がんでも同様の効果が得られたという。(YAHOO!ニュース)



    新年会の席がお隣同士になった外科医の先生のお話によると、人の身体にとって毒となる物質も治療薬となる物質も、必ず地球上の何処かに存在するという説があるそうだ。

    この研究結果が事実で、さしたる副作用もなく当たり前のように実用化されれば、がんも水虫程度の病気に分類されることになるやもしれない。

    そんな日が早く来て欲しいものである。
    
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