夫の存在価値・・・・・605

ちよみ

2010年06月15日 10:35

~ 今 日 の 雑 感 ~


夫の存在価値



    サッカー日本代表、カメルーンに勝ちましたね!

    勝ち点3をゲットしたことは、実に良かったと思います。気候が涼しいのも幸いしたのかもしれませんね。





    「あんなクソジジイ、早くくたばってくれればいいのに!!」

    いつも、苛立ちを露わにしながら悔しそうに話していた近所の主婦が、今日は、違う意味で不機嫌だった。

    主婦がクソジジイと呼んでいる彼女の夫が、久しぶりの同級会で遠方へ泊まりがけで旅行に出かけたのだという。

    それならば、うっとうしい夫が一時でも消えてくれて清々しているかと思いきや、すこぶる機嫌が悪い。

    この主婦は、二人の子供も既に所帯を持って独立しているので、夫と二人暮らし。夫がいない間は、家の中の用事もすべて自分一人で行なわなければならないのである。(当たり前と言えば当たり前)

    ただでさえ、足が弱く、痛みも抱えている彼女は、病院へ行くにも買い物に行くにも、頼りは夫の運転する自家用車である。どんなに、「クソジジイ」と、悪態をついても、夫という運転手がいなければ、彼女は何処へも行けないのだ。

    それも、夫に頼みさえすれば何処へでも連れて行ってくれるという安心感が彼女にはあったので、足が痛くてもリハビリしようという努力を怠っていたのである。

    そのせいで、家の中の用事もテキパキと出来なくなった彼女に不満が高じて、夫もつい怒鳴りつけてしまうのだ。

    正に、悪循環といっていい。

    その主婦に、こともあろうに、夫の留守中、ちょっとしたアクシデントが生じたのである。主婦の前歯が欠けてしまったのだ。主婦は、食べることだけが趣味のような人であるから、歯が欠けたなど一大事である。

    すぐに近くの歯科医院まで行こうと家を出た。 

    歯科医院までは、なだらかな坂道ではあるが、約300メートルほどの距離がある。(まさか、この程度の距離でタクシーを飛ばす訳にも行かない)

    普通の人の足ならば、ゆっくり歩いても5分とはかからない。しかし、足の弱い彼女は、100メートルも行かないうちに息切れがして、道端にあるベンチへ腰をおろしてしまった。

    しかし、何とか気を取り直して、また、頑張って歩き始めたが、更に100メートルほど歩いて、またベンチを見つけて座り込み、歯科医院へ着いた時は、息も絶え絶えの様子であったという。

    そして、治療を終えて家へ帰って来てから、足の痛みはさらにひどくなった。

    両足に何枚も貼り付けた湿布薬を見せながら、主婦は怒り心頭である。

    「まったく、こういう時に限っていないんだから!あたしがいて欲しい時にいなくて、どうでもいい時にばかり家の中でグウタラしている。どうしようもないクソジジイだわ」

    実に、勝手な言い分である。

    独身のわたしに向かって、「あんたは、いいわよね。気を遣う旦那もいないし、良いご身分だわよ」と、彼女は言うが、わたしに言わせれば、好きな時に自動車を出してくれて、病院や買い物に付き合ってくれる夫を持つ彼女の方が、よほど良いご身分だと思う。

    今度のことで、彼女も、自分がどれほど恵まれた存在か気付いたのではないだろうか?

    彼女の歯科医院通いは、これからも続く。しかし、わたしは、ご主人に、たった300メートルの距離を自家用車で送り迎えすることだけはやめなさいと、忠告したいと思った。
<今日のおまけ>


    昨夜は、実に焦った。

    しばらく、訳あってコメントを承認設定にしていたのだが、管理画面のコメント数の表示がまったく動かないので、コメントなしと思い込んでいた。ところが、何気にコミュニティー機能をクリックしたところ、な、なんと、たくさんのコメントを頂いていたことが判り仰天した。

   コメントをくださった皆さんに、お返事が遅れましたことを、心からお詫びいたします。



    最近、少しばかり気分が沈みがちだ・・・・。

    まあ、甲状腺のホルモン不足から来る落ち込みかもしれない。

    何か、ユニークなことでもないかなァ。

    ユニークといえば、今朝、また夢の中で例の外科医に会った。夢の中では、黙ってお茶を出してくれたり、ニコニコしながらこちらを見ていたりと、実に奥ゆかしい青年なのだが、何故か、忘れた頃に、またひょっこり夢に現われる。

    面白いものである。


   
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