~ 今 日 の 雑 感 ~
今どきのアラフォー
数年ほど前から気付いていたのだが、スーパーマーケットなどで買い物をしていると、俗にアラフォーと呼ばれる40歳前後の主婦たちのある共通点に目がとまるようになった。
この共通点に関しては、先日、新聞にも取り上げられていた。
それは、彼女たちの体型が、必要以上に細身で背が高いということなのである。
確かに、アラフォーと思われる女性たちのスタイルは、とにかく細い。
薄っぺらという言葉が当てはまるほど、痩せているのだ。
背も平均して160センチ以上はあるものと思われる。
いったい、何を食べていれば、このような体型になるのであろうか?
しかし、だから美しいのか----?といえば、断言できるほどの成果ではない。
器量は皆、良くも悪くもない十人並みで、痩せすぎのせいか表情にあまり生気が感じられないのだ。
髪の毛にも艶がなく、地肌が透けて見えている女性もいる。
極端な食事制限が、あのような容姿を作っているのだと思う。
おそらく、学校関係者の集まりや地域の交流会で、体型的に恥をかきたくないという女心が必要のないダイエットを敢行させるのかもしれない。
それにしても、どうして彼女たちは、このような横並びのスタイルになってしまったのだろうか?
「みんなで痩せれば怖くない」
そんな言葉が聞こえて来そうだ。
痩せ方までも没個性にならねばならない日本人の自立心のなさが、垣間見られる現象と言わざるを得ない。
ところが、不思議なことに、そんな一般社会の現象をしり目に、芸能界では肥満体型のタレントたちが隆盛を極めている。
森三中や柳原可奈子、山田花子、ハリセンボンの近藤春菜など、実に個性豊かな可愛らしさでお茶の間を席巻しているのだ。
彼女たちを見ていると、何故だか日本女性の魅力も捨てたものではないと、ホッとする。
明るくて、頭の回転が速く、気が利いていて、和む・・・・。
つまりは、一般社会の女性たちの考え方や体型に個性がなくなったことが、日本全体の気力を消沈させている原因なのかもしれない。
ダイエット、ダイエットでイライラ感がつのる女性たちの、とばっちりを受けるなど真っ平である。
子供の虐待も、案外そういうささいなことが発端なのかもしれない。
アラフォー女性たちに限らず、日本の若い女性たちに言いたい。
体型など気にせずに、もっとたくさん食べなさい----と。