噛み合わないリアクション・・・・・942
~ 今 日 の 雑 感 ~
噛み合わないリアクション
人間が生活するにあたり、どうしても人とのコミュニケーションが不可欠になる。
そんな時、どうして、こんな返事しか帰って来ないんだろうと、首をひねりたくなることが多々起きるのだ。
つまり、相手の反応が、こちらの期待とはどうにも噛み合わないのである。
「そんな返事を待っている訳じゃないんだよ」
そういうことである。
たとえば、映画の話をこちらが振っても、相手の返事がトンチンカンということもある。
そういうことに詳しくないのなら、それでもいいのだが、それなりに答えを返して来るから問題がややこしくなる。
「あなた、本当は、その映画について何も知らないんでしょ」
そう言い返したくなるが、それでは相手に恥をかかせることになるから、あえて黙っているだけなのだ。
また、相手の反応が、こちらの常識とはかけ離れていることも多い。
「なに?そっちの意見に同調するわけ?」
女性同士の会話には、とかくこうした予想外の返事が付きものである。
まあ、そういう人とは、率先して、その後再び話をしたいとは思わない。
つまり、こちらの言いたいことがまったく通じていない人間が近頃は多すぎるということでもある。
独身女性に話を聞けば、たいていこんな答えが返って来る。
「話が噛み合わない男性が多すぎる。リアクションがズレているのよ」
言われてみれば、そうかもしれない。
いや、男性ばかりとは限らない。女性同士だって、そんなことだらけだ。
何も国籍云々の問題ではない。たとえ相手が外国人でも、目を見交わしただけでお互いの意思が通じる場合もある。
少しぐらいのリアクションのズレはご愛敬----と、許せることも時にはあるが、いずれにしても程度ものだと言わざるを得ない。
<今日のおまけ>
この間、ジャガー横田さんのご主人の木下博勝医師がテレビのバラエティー番組に出演した時、他のタレントから質問されていた。
「いいお医者さんと、そうでないお医者さんを見分ける方法を教えて下さい」
すると、木下医師は、
「外来の患者さんが、診察室の入り口から入って来た時、その患者さんの顔を見ることもなくカルテを書いているようなお医者さんは、あまり良いとは言えませんね」
と、答えてから、
「そして、患者さんの身体に直接触って診察するのは、良いお医者さんだと思います」
とも話した。
そういえば、わたしが診て頂いている医師の方たちは、皆、直に触診して下さるし、診察室へ入った時も、ちゃんと顔を見て挨拶して下さる先生ばかりだ。
恵まれているんだなァ。
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