ランドセルの色は?・・・・・944
~ 今 日 の 雑 感 ~
ランドセルの色は?
最近のランドセルは、色のバリエーションがとても豊かですよね。
ライトピンク、ビビッドピンク、ブラウン、ライトブルー、ネイビー、ブラック、レッド、イエローなどなど・・・・。
わたしの子供時代には考えられないことでした。
そのため、今の子供たちの感性は、「女の子だから赤が好き」とか「男の子だから黒でなければおかしい」などという色彩的偏見はかなり薄れているようにも思えます。
でも、わたしの従姉は、小学生の時、学校でただ一人、黄土色のランドセルを背負って登校していました。今考えてみれば、大した度胸だったと思います。
では、何故、かつての子供たちは色に対して「女は赤orピンクが好き」「男は黒or青が好き」などという決まりごとを信じてしまっていたのでしょうか?
ところが、こんな決まりごとは、日本人だけに通用する認識だということは、あまり知られていません。
他の諸外国には、そもそも「男の子の色」「女の子の色」などというものはあり得ないのだそうです。
女の子が黒い鞄を持っていても、男の子が真っ赤な鞄を持っていても、それを妙だという人などいないのだそうです。
では、どうして日本人だけがこのような色彩的偏見を持つようになってしまったのでしょうか?
それは、昔からの日本文化が影響し、子供が保育園の年長さん頃から周囲の大人たちによって刷り込まれてしまう感覚なのだというのです。
つまり、その頃までの小さな子供には、特別にそうした色の偏見はないのだそうで、ちょうど物心が付く頃になって、
「やっぱり、男の子だから青だろう」「女の子だから、ピンクが可愛いわ」
などという、大人たちの言葉で、「女のあたしが青いランドセルでは変だと思われるんだわ」とか「男のぼくがピンクが好きなんて言ったら、バカにされるんだろうな」などと考えるようになり、大人の言葉に従ってしまうことで、女は赤が好き、男は黒が好きと、いつの間にか思い込んでしまうのだと言います。
ですから、その認識のまま大人になると、日本人は、女性用は赤い色の表示、男性用は黒い色の表示と思い込んでいるため、海外旅行をした際などに、赤い表示の男性用トイレなどへ誤って入ってしまい、顰蹙を買うというようなポカも起きるのだそうです。
とにかく、そんな訳で、今の小学生は実に羨ましいですね。
もしも、わたしが新入生だったとしたら、断然スカイブルーのランドセルを選んだと思います。
実は、小学校低学年の水泳の時間、わたしだけが水色のベルト付きを着ていたのです。
他のクラスメートたちは、皆、紺のスクール水着だったのですが・・・・ね。(^_^;)
<今日のおまけ>
シャッター街を活性化させる方策は、シャッターの暗いグレーの色をやめて、明るい色で街中に統一感を出すことだそうです。
グレーは、最も人の気持ちを暗くする色で、場合によっては、黒よりもイメージ的に良くないのだとか・・・。
シャッター街を明るいパステルカラーで彩り、歩くだけで癒される空間に造り変えてみたらいかがでしょうか?
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