認知症を発見する方法

ちよみ

2012年08月30日 11:33

認知症を発見する方法




    認知症を早期発見する方法は、いくつかあるのだが、先日のテレビ番組では、こんなやり方を教えていた。


    まず、10秒間で、野菜の名前を10個答える----と、いう方法である。

    この方法は、野菜の名前を10個思いつくかということが、認知症発症の目安になるのだが、同じ野菜名を何度も上げたりしていないかとか、野菜の名前がスムースに口から出るかとか、野菜の名前の中に野菜とは関係ない物が含まれていないかなども同時に検査するというものなのだそうである。



    次に、ペン、消しゴム、三角定規、輪ゴム、ハサミなどを机の上へ置き、それらを覚えてもらったのち、スカーフなどをかぶせて隠し、しばらく世間話などをしたあとで、隠れているものが何だったのかを当ててもらうという方法である。 
 
    もちろん、覚えやすく名前が言いやすい物なら、隠すものは何でもいいのだそうだが、短期の記憶保持力を検査するには効果的なやり方なのだという。

    これは、自動車免許の高齢者教習にも用いられている方法だそうで、この場合は口頭ではなく筆記で答えるのだそうである。



    最後に、100から順に7を引いて行くという引き算をしてもらうという方法である。

    このやや複雑な計算を暗算でやってもらうことで、認知症患者が苦手な集中力の有無を調べるのだそうである。

    でも、数字が苦手で、数字を見ただけで拒否反応を起こすわたしのような人間には、この検査方法はまず意味をなさないのではないかと思う。

    何故なら、数字と聞いた途端に、思考回路が停止してしまうからだ。数字が苦手な人のために、漢字問題で同じような検査効果がでるものを考案して欲しいものである。




    そして、単なる物忘れと認知症の違いを容易に判断するやり方もある。

 単なる物忘れ----夕飯に何を食べたのか思い出せない。

 スーパーで何を買いたかったのかを忘れる。

 以前何度か会ったことがある人だということは判るが、名前が思い出せない。



 認知症----夕飯を食べたか否かが思い出せない。

 どうしてスーパーにいるのかが思い出せない。

 以前何度か会ったことがある人を見ても、初対面だと思ってしまう。


    でも、世の中には、ほとんど人の顔を覚えないという癖のある人もいるので、この検査だけで必ずしも認知症を判断出来るとは言えないかもしれないな。


    因みに、買い物の際に一万円札ばかりを出すという人も、認知症の疑いありということだ。

    買った品物の値段が計算できないので、一万円札を出しておけば間違いないとの思いで、そうする傾向があるのだという。





    
<今日のおまけ>

    昨日、知り合いの奥さんと娘さんが、慌ただしく動いていた。

    どうやら、愛犬が死んだとのこと。人間で言えば100歳を超す老犬で、がんを患っていたそうなのだが、無理な延命治療はせずに、看取ったのだという。

    この犬はジョンといい、登下校する子供たちに人気の犬だった。子供の頃から利口で、大人しく、この間うちの屋根にサルがいることを教えてくれたのも、彼だ。

    近頃は、散歩に出ても帰りは飼い主さんに抱きかかえられて帰ってくるほど、体力が落ちていたが、それでも最後まで番犬の仕事を果たした。

    ジョンは決して無暗に吠えるということがなく、少し気が小さいところもあったが、一言で言えば実に「出来た犬」だった。

    このお宅の飼い犬は、わたしが知るだけでもこれで三匹目。代々どの犬も雑種ながら賢く、飼い主さんの育て方が上手なのだと思う。

    
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