陰陽屋へようこそ
陰陽屋へようこそ
陰陽師ものには目がないので、ついチャンネルを合わせてしまった。
一見いわくありげな元ホストの青年が、突然下町の一角に陰陽屋なる占いの店を開いてしまったことから、さまざま巻き起こるご近所騒動がメインのドラマだ。
何とも胡散臭げな陰陽師の元に相談に訪れる人々もまた、一筋縄ではいかない者たちばかり。
しかし、この青年陰陽師、まるでシャーロック・ホームズばりの観察眼と推理力、時には心理学までも駆使して、次々に持ちこまれる難問を鮮やかに解決してしまうのだから恐れ入る。
彼を取り巻く人々も、またユニーク。
きつねの化身?----として式神役をやらされている陰陽屋のアルバイト少年や、その少年が通う高校で臨時教師をしている居酒屋の物理系孫娘に、青年陰陽師の幼なじみの男。
病院で看護師をしている式神少年の母親と、開店休業状態の模型店主の父親。
息子と一緒にラーメン店を切り盛りしている街の情報通肝っ玉女性もいれば、青年陰陽師に恋心を懐き、居酒屋の孫娘をライバル視している神社の巫女もいる。
時には嘘も方便と、口八兆手八兆で依頼人が持ちこむ奇題難題を解き明かして行くのだから、平安時稀代の天才陰陽師・安倍晴明もびっくりだ。
確かに面白いドラマなのだが、一つ注文を付けるなら、主人公の陰陽師を演じている俳優くんにもう少し芝居っけが欲しいということか・・・。
演技があまりに自然体過ぎて、時々、素人が演じているように見えてしまう。
とはいえ、居酒屋の主人で物理系孫娘の祖父役を、あの大物時代劇俳優の杉良太郎が好演しているのも、珍しくて楽しい作品である。
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