ちょっと、一服・・・・・⑨

ちよみ

2009年02月07日 11:34

不 思 議 な 話


 皆さん、「黒部ダム」はご存知でしょうか。長野県と富山県にまたがる雄大な北アルプス・後立山連峰に懐かれた日本最大の水力発電用のダムです。ダムの高さは186メートル。毎秒10立方メートル以上もの水量を噴き出す観光放水は実に迫力満点です。しかし、このダムを建設するにあたり、こうした極寒の地で、実に多くの貴い人命が犠牲になったこともまた事実なのです。
 そうした建設中の事故で失われた人々の御霊を慰めるべく、このダムの上には建設従事者の銅像が慰霊碑として建てられています。修学旅行や遠足等で訪れる小、中、高生たちは、よくこの慰霊碑の前で記念写真を撮るものですが、わたしも中学生の頃、遠足でここを訪れ、集合写真を撮りました。その時、わたしは、最後列の真ん真ん中に立つことになってしまったのです。集合写真を撮る時は、ほとんど前列に並ぶのが常だったわたしが、この時は、何故か一番後ろに並ぶことになってしまい、何となく奇妙な感覚で写真を撮られることになったのです。

 
 そして、後日、その写真が教室で生徒に配られたところ、何故か、みんながざわつき始めました。
 「おい、ちょっと見てみろ。これ、変じゃねェか?」
 男子の一人が騒ぎ始めると、
 「ほんとだ!何なんだ、これ?」
 「やだ!こんな所に・・・・。気味が悪い!」
 女子も騒ぎ出し、とうとう担任の先生までもが、
 「参ったなァ・・・・・」
 と、顔をしかめてしまいました。そして、わたしの所まで来て、こう言うのです。
 「この写真だけれど、あんまり気にするなよな。きっと、単なる現像ミスだよ」
 「はあ・・・・・?」
 見ると、何ということか、写真の中のわたしの肩に、人の手らしきものが写り込んでいるのです。わたしは、最後列に立っている訳ですから、その後ろに人がいるはずなどありません。では、この手はいったい-------!?
 (ヒエェ~~~~~!?うっそ~~~~~!?)
 気にするなという方が無理ですよ!------しかし、先生曰く、
 「回収して現像し直すとなると、コストも時間もかかるし、これも思い出の一つだからな・・・・。ハハ・・・・」
 その写真を持って帰宅したわたしが、母親に事情を説明すると、
 「バカだねェ、どうして真ん中になんか立ったのよ。昔から言うでしょう。何人かで写真を撮る時は、決して真ん中には立つなって。人数が奇数の時は特に気を付けろってね」
 そうなんですか。そんなこと全然知りませんでしたから・・・・・。
 と、いう訳で、この写真は、今も我が家のタンスの奥にしっかりと仕舞いこまれています。でも、これって、ただの現像ミスだったのでしょうか?そうです、それしか考えられないと、現在も努めて思い込むようにしています。(~_~;)



 そして、これはもう一つの不思議な話。
 わたしの知り合いの若い女性が、入院している知人のお見舞いにある病院へ行った時のこと、急にトイレへ行きたくなり、さる病棟の女子用トイレへ駆け込んだのだそうです。トイレは、他に誰も使用しておらず、個室のドアはすべて開け放たれていたため、その中の一つへ飛び込んだのだとか。ところが、しばらくして、彼女が入った個室のドアが激しくノックされたのだそうです。
 (いったい誰よ?他の個室があいているんだから、そっちへ入ればいいじゃない!)
 そう思いながら、「入っていますよ」と、ノックをし返したのですが、またもドンドンと叩き返してくるのだそうです。しかも無言のままで-------。たぶん、この個室が気に入っていて、どうしてもここへ入りたい人なんだろうなと、思った女性が、大慌てでそこから出てみると、外には誰もおらず、
 「------なによ!人騒がせなんだから」
 ぶつぶつ文句を言いながら、知人が入院している病室へ戻り、今あったことを話したのだそうです。すると、その知人は、
 「ふ~ん、またあったの?よく判らないんだけれど、あそこの個室へ入ると、たまにそういう現象が起きるらしいのよ。でも、別にそれ以上の危害があるっていう訳じゃないから、あんまり気にしない方がいいわよ」
 と、言って、笑っていたのだとか・・・・。
 「もう、やっだ~~~!」
 彼女は、それからは二度とそのトイレには入るまいと思ったそうです。(~_~;)



     では、引き続き、「地域医療最前線~七人の外科医~」を、お読みください。


    ~今日の雑感~


    またまた、ブログコメントについて一言、申し上げたいことが・・・・。
    これは、わたしが経験したことですが、ある人のブログにコメント(私見ではなく、あくまでも一般論としての意見です)を書き込んだところ、どうもそのブログ管理人と意見が異なっていたらしく、いつまで待ってもコメントの返事がありません。そのうちに、かなり時間がたってから、通りすがりのコメンテーターが、そのブログ管理人のコメント欄に、わたしのコメントに対する反論のコメントを書き込んで来られました。しかし、どうも、そのコメンテーターは、わたしがコメントを書き込んだブログ管理者ご本人のようなのです。つまり、ご自分のニックネームでは面と向かって反論が出来ず、他人になり済まして意思表示をされたようで・・・・。紛らわしいというか、情けないというか・・・・。
    きみの意見は常に的確で、筋もとおっていて、正義溢れるものなのだから、もっと勇気を持って下さい!



    
     「今日の一枚」-------『新選組・池田屋』

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