謙遜する女性の心理
謙遜する女性の心理
「あたしって、全然可愛くないし・・・」
「スタイル悪いし、こんなんじゃ彼氏なんか出来ませんよ~」
このように、如何にも悩んでいるような謙遜をする女性は、意外に多いものだ。
ただ、こういうことを言う女性に本当に可愛くなかったり、スタイルの悪い女性はあまりいないのも事実である。
では、彼女たちはどうしてこんな自らを卑下するような言葉を平然と吐くのか?
それは、彼女たちが、本心からそう思っているわけではないから言える言葉なのである。
明らかに太り過ぎだと思われるような女性は、決して自分のことを、「あたしって、太っているからモテないのよね」などということは言わない。
何故なら、彼女にとって「太る」という言葉は、自らに課した絶対的禁句なのだから・・・。
昔、わたしがかなりぽっちゃり気味の友人女性と買い物をしている時、別にさほど気にも留めずにわたしが放った一言に、その友人は俄然噛みついたことがあった。
「こんな細身のジーパン、あたしたちには穿けないよね」
わたしが言った途端、友人の顔色が変わり、
「わたしたちって、あたしも入っているわけ?」
と、言うのだ。
当然だろう----と、わたしは思ったが、どう見ても彼女はわたしよりも太っているにもかかわらず、同じ種類の人間とは思われたくなかったようなのである。
これが本当に自分にコンプレックスがある人の反応なのだ。
では、さほど見た目も悪くないにもかかわらず、あえて謙遜する女性心理とはどういうものなのか?
つまりは、彼女たちはそういう言葉を投げかけることによって、相手が、
「そんなことないでしょ。全然、スタイル良いじゃない」
と、言ってくれることを期待しているのである。
そう言ってもらうことで、安心感を得ようと謙遜という餌を投げているに過ぎないのだ。
たとえば、160センチの女性が体重55キロになったからといって、「あたし、太っちゃった」なんて言ってもそんな言葉は別に取るに足りない『謙遜の餌』と思えばいい。
その女性が80キロにもなったら、ようやくその謙遜にも現実的な深刻さが見えて来るというものである。
<今日のおまけ>
何だか、夜になったら、ますます寒くなって来てしまった。
で、この間、理容師さんから聞いたんだけれど、この頃の若い人たちの中にはシャンプーする時、髪をすすぐお湯を頭のてっぺんからばかりかけている人が多いんだそうだ。
シャワーを使う癖があるせいなのかもしれないが、このお湯のかけ方では毛穴の汚れはほとんど取れないのだということだった。
頭を前に深く倒して、うなじの方から頭頂部の方へとお湯をかけてシャンプーやリンスを流さないと、せっかく髪を洗った効果が半減してしまうのだという。
わたしたちのように毎日外湯へ行って湯船のお湯で直接髪を洗う人たちは、自然とそうした逆流しをしているのでいいのだそうだが、家庭風呂のシャワーで洗髪する人たちは、ちょっと気を付けた方が良いと、その理容師さんは話していた。
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