女性が浪費する心理

ちよみ

2012年09月19日 11:42

女性が浪費する心理





    ヤフー知恵袋に、34歳の男性サラリーマンが投稿していたのだが、彼には31歳の妻と2歳の子供がいる。

    この妻が児童手当の支給にともなって昨年5月に会社を退職し、専業主婦になったのだが、月2万五千円の妻の小遣いを50万円ほどブランド品の購入に使っていたのだという。

    もちろん、夫である彼には内緒で。

    このことが発覚して妻を問い詰めたところ、

    「どうしても好きなブランドの洋服や靴が買いたい。日頃のちょっとしたストレス発散のために買った」

    と、答えたのだという。預金はもちろん妻のものだから、妻が好きに使ってもいいという理屈ではあるが、子供はまだ小さいし、これからいろいろとお金も必要になる。

    彼自身は、お弁当にご飯だけを詰めて、おかずはローソンの100円食品で賄うなど、必死で節約しているのに裏切られた気分だ。

    妻は、二度としないと反省しているが、不信感は消えない。

    子供が幼稚園へ入ってパートを始めるまでは、お互い預金は使わないようにしようと約束した矢先からこれでは、何を信じていいのか判らない。

    子供は自分が引き取ることで、離婚しようかとも思っていると、悩みを書き込んでいた。




    これに対する回答の多くは、「まだ、離婚を考えるには時期尚早だ。奥さんも反省しているのだから、ここは許してあげたらどうか?」というものであった。

    一様に女性の金遣いが荒くなる原因の一つには、「寂しさ」があると言われる。

    買い物依存症なども、その「寂しさ」が引き金になるケースが多いそうだ。

    おそらく、この男性の奥さんは、それまで勤めていた会社をやめたことで、自分自身の居場所をなくしてしまったのではないかと思われる。

    「主婦には、子育てという立派な仕事があるじゃないか」

    と、周囲の人は思うが、これまで外の社会でバリバリ働いていた女性には、その認識はほとんどない。

    専業主婦など他に能力のない女性がやることだ----との男性目線になる場合が考えられるのだ。

    業績をほめてくれる上司もいなければ、商談成立を共に祝ってくれる同僚もいない。出来て当たり前の家事や育児などで、自分のキャリアを棒にふりたくなどない----というわびしさが、買い物をするという行為へ走らせるのだという。

    買い物をする時は、家から外へ出られるし、ブランド品は彼女自身のプライドの象徴でもある。

    お店の人には、お世辞の一つも言われながら「ありがとうございます」と、感謝されるし、一つ買えば、他のコレクションも欲しくなる。

    ブランド品のコレクションが彼女にとっての仕事になるということもあり得るのだ。

    頭ごなしに、「もう余計な浪費はするな!」と、言うのは簡単だが、それでは何の解決法にもならない。

    この奥さんの、ある種のブランド品買い物依存症を断ち切るためには、彼女自身が誰かのために役に立っているという実感が必要なのだろう。

    達成感や優越感を満足させられなければ、この浪費癖を治すことは出来ないと思われる。

    離婚を考える前に、夫である相談者は、まず彼女の中の虚無感を見付けだすことで、彼女が自分の単なる扶養家族ではなく、文字通り夫の背中を守る人生のパートナーであるということを理解してもらうことが大切なのではないかと思う。

    
<今日のおまけ>

    我が家の近くの里山に、今年も熊が出没したとの情報が入った。

    去年は、住民が襲われて大変な被害を出したが、異常気象がつづくと山の木の実などが減少することで、どうしても住宅地の柿の実などを餌の足しにしようと、山を下りて来ることになりかねない。

    これからの季節は、山際の散歩などは要注意だ。

    

    で、この暑さ続きで、近頃はご近所の奥さまたちが道端で立ち話をしている姿をあまり見かけなくなった。

    そんなこともあって、近所の情報の行き来がないため、ほとんど噂話というものを聞く機会がない。

    たまに共同浴場などで会うと、「今日は、花火があがっていたけれど、何かあったの?」などと、皆が世間の出来事にかなり疎くなっていることが判る。

    この辺は、冬は雪も多く寒さも凄まじいので、雪かきでもしない限り外へ出ることがないのだが、最近は、夏場も猛暑のために戸外へ出る人たちが少なくなってしまった。

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