驚くべき嗅覚

ちよみ

2013年07月23日 22:09

驚くべき嗅覚




    参院選も終わり、おおかたの予想通りの自民党圧勝。

    衆参のねじれも解消され、TPP参加、消費増税、憲法改正、自衛隊国防軍化等が着々と進んで行きそうな気配だ。

    でも、今回、自民党が勝ったのは、有権者に世の中の景気を良くして欲しいという願望が強かったからであって、決して上記の実現を期待したからではない。

    投票率の低さが、それを如実に証明している。

    


    ところで、日本列島選挙一色の最中、伯父がまたまた入院した。

    自宅でテレビを観ていた時、急に口の中で舌が大きくはれ上がり、物が飲み込めなくなったのだとか・・・。

    ただでさえ大きな持病を抱えているので、すぐさま病院へ行き、即日入院となったらしい。

    舌がはれただけでは収まらず、気道までもはれてしまったら息が出来なくなると懸念しての措置だったようだ。

    わたしがお見舞いに行くと、伯父は、

    「この入院のことは家族と親戚の一部にしか知らせていない。〇〇(例の病院好きな叔母・伯父の妹)には内緒だからな」

    と、言う。

    しかし、叔母は、何処から伯父の入院のことを耳にしたのか、翌日にはしっかりと面会に訪れていたそうだ。

    驚くべき嗅覚である。

    そして、面会に来ただけでは飽き足らず、家へ帰ってからは、やはり伯父の付き添いから帰宅した伯母(伯父の連れ合い)や従姉(伯父の娘)に電話をかけ、いつものように長々と世間話を始めたのである。

    こちらが、伯母に用事があって電話をしても、一向にお話し中が終わらない。

    午後7時にかけてもお話し中。

    それから、8時、9時、10時にかけても受話器の向こうからはプー、プー、プー・・・という音声が流れるばかり。

    これが最後だと、10時30分にかけてみたのだが、やはりお話し中であった。

    もしや、受話器が外れているのでは?----と、心配したこちらが、翌日改めて電話してみると、伯母の話では、な、なんと叔母は4時間にも渡って電話をかけ続けていたのだという。

    「もしも、病院から大事な用件で緊急連絡が入ったらどうするの?」

    と、呆れると、伯母は、疲れたかすれ声で、

    「もう、どうしようもない・・・。こちらから切る隙を与えないように延々と話し続けるんだもの・・・」

    と、嘆く。

    そのことを入院中の伯父にも伝えたところ、

    「とにかく、自分で自分を納得するためだけに相手を利用するんだ。他の親戚にも長電話をして、『二度とかけて来るな!』と、怒らせたほどだからな」

    と、話していた。

    まあ、そんなこんなでも、伯父の舌のはれは早々に引き、今日さっそく退院した。

    面会にかこつけて病院へ行けると目論んでいた叔母は、さぞや肩すかしを食った格好だろうが、その分、また今夜も伯父の家へ長電話をしているのかもしれない。



    
<今日のおまけ>


    病は気から----とは良く言ったもので、高齢者は特に気分と体調が連動しやすいようだ。

    一つ大きな病気が見付かると、それだけで気持ちがなえてしまい、それまでは外で活動するのが大好きだった人でも、人の顔を見たくないと、家に閉じこもりがちになってしまう傾向が強いらしい。

    そうなると、自然と全身の筋肉が衰え、骨も弱くなる。

    食欲もないので免疫力も低下し、風邪をひきやすくなったり、ささいなことでケガをしたりもするようになる。

    物事に対しての意欲がなくなり、寝たきりになってしまう可能性も・・・。

    高齢になると、若い時のような楽しみも少なくなり、毎日が惰性で生きているだけという人も多い。

    ネット選挙解禁とはいうが、選挙ぐらいはこれまでの地道な遊説等の方法を継続し、高齢者の手の届かないところで繰り広げられるようなことにならない工夫をして欲しいものである。


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