とんでもない暑さ
とんでもない暑さ
「高温注意報が出ています。今日の暑さは尋常ではないものがあります。日中の外出は出来るだけ控えて下さい」
テレビニュースでアナウンサーが異例の伝え方をしていた。
こんな酷暑にもかかわらず、甲子園では熱戦が続いている。
球場内の暑さは、40度にも達しているのではないだろうか?
長野県代表の上田西の初戦は、明日の第一試合。
それでも、30度超えは必至なようだ。
「応援団の人たちも、しっかりと水分補給をして、熱中症を防いで下さい」
NHKでもアナウンサーが注意を促していた。
午後、放送されている「謎解きはディナーのあとで」の再放送だが、執事役の櫻井翔の演技が、どうにも執事に見えない。
姿勢は悪いし、目の配り方も下手、言葉も聞き取りにくく、ご主人さまを小馬鹿にし過ぎ。
脚の閉じ方がルーズなのかな・・・?全体的に緊張感に乏しい。
脇役陣は、皆素晴らしい演技を披露しているのに、主役がお粗末では嘆息が出てしまう。
お嬢さま役の女優(名前知らない)も、深窓の令嬢には見えない。
そこが狙いなのかもしれないが・・・・。
もしかして、やや耳鼻科的に問題があるのでは?----とさえ思ってしまう。
視聴率狙いのアイドル起用も、ほどほどにした方がいいのではないだろうか。
ドラマの内容は、といえば、推理物にしては後付けが多い気がするし、説明部分がくどいし長すぎる。
原作者は、アガサ・クリスティー作の「名探偵ポワロ」や「ミス・マープルシリーズ」あたりを意識しているのかもしれないが、もう少し台詞を充実させないとあのクリスティー・ミステリーの高貴で理知的な雰囲気には到底及ばない。
原作を読んでいないので何とも言えないが、脚本家の腕がイマイチなのか・・・?
それとも、原作が既に・・・・なのか?
でも、過日放送された本来の主人公たちがあまり出演しないスピンオフは、なかなか面白かった。
アイドル起用推理ドラマという点では、以前放送された「ビブリア古書堂の事件手帖」の方が全体的出来栄えが上のような気がする。
<今日のおまけ>
何の番組だったか・・・、最近のテレビドラマは漫画や安易な原作からストーリーをもらい、これまた安易に視聴率稼ぎを目論むために、作品の質がどんどん落ちている。そのせいで、視聴率も伸び悩んでいる----という話題を取り上げていた。
昔は、脚本家が独自の視点で100パーセントのオリジナル作品を書いていたので、視聴者もドラマの続きが気になって、毎週の放送時間を楽しみにしていた。
ところが、今は、視聴者たちが小説や漫画で先にストーリーを知っているため、制作側も「視聴率が取れなくても、責任は原作にあるんだ」という逃げ道があるせいで、ドラマ作りに真剣さが見られない。
台詞だけを何とかかんとか頭に詰め込んで来ている多忙なアイドルに、そのドラマ一本一本に魂を入れた撮影姿勢など望むべくもなく、「とりあえず放送時間帯を埋められればいい」ぐらいの気持ちでしか制作スタッフも仕事をしていないのだから、面白いドラマなど出来るわけがないのだ----ということのようである。
だからといって、NHKの大河ドラマのように、あまりにリアル感を追求し過ぎるのも肩が凝っていけない。
『八重の桜』も、幕末という時代を実写的に扱うせいで、画面が汚な過ぎる。
近頃のドラマは、あり得ないほどにデフォルメ化された手抜きコメディーか、力を入れ過ぎの実写化の両極端に分かれているような気がしてならない。
とはいえ、『警部補 矢部謙三2』は、なかなかうまく出来ている。
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