100円自販機
100円自販機
消費税が8パーセントになってからというもの、自動販売機で売られる清涼飲料水(缶コーヒーや缶ジュース)の価格が、これまでの120円から軒並み130円、140円と値上がりした。
わたしなんぞに言わせれば、あの小さな缶一本が120円というのも間尺に合わない気がするのだが、それが130円ともなると自販機の前で躊躇うばかりだ。
飲料メーカーも、そんな消費者の拒否反応を考慮してか、販売される飲料の中に一コーナーだけは100円のお買い得ものを用意している。
それらの飲み物はたいていが炭酸飲料なのだが、それでも100円というのはありがたい。
値段が安いというだけでなく、端数の小銭を用意する手間がなくなるというメリットもあるわけで、近頃は、そんなお買い得飲料ばかりを探しては買っている。
が、ある自販機の100円コーナーに缶コーヒー(ホット)があることを知り、嬉々として何度かそれを買っていたのだが、先日いつもの調子で100円だけを持って行ってみたところ、自販機内の飲料のディスプレーが変わり、その缶コーヒーが130円になっていた。
「100円コーヒーよ、お前もか!」
何だか、裏切られた気分であった。
もう、この自販機では頻繁に買えないな・・・と、マジで落胆していたのだが、今日、ついに見付けた。
販売されているすべての飲料が未だ100円ポッキリの自販機を!
正に、奇跡の自販機である。
しかし、これすらもいつかは他の自販機のように値上がりしてしまうのだろうか・・・。
街の一角にひっそりとたたずむ100円自販機。
いつまでも、貧しい庶民の味方であって欲しいと願う昨今である。
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