嫁の本音(お正月は憂鬱)・・・・・388

ちよみ

2010年02月13日 12:44

~ 今 日 の 雑 感 ~


嫁の本音(お正月は憂鬱)



    「正月が来ると憂鬱だ。親戚一同が(本家である)我が家へ集まって来るが、次男や三男のお嫁さんは、ただのお客さんで食べてしゃべって楽しんでいるばかり。わたしは、長男の嫁なので、家事一切の仕事がわたしにかかって来る。座っている暇もなく動き続けて、それでもやり方が悪いと、気が利かない嫁だと叱られる。

    お正月が終わり、親戚たちが帰った後は、必ず体調を壊し寝込むこととなる。だから、子供もまだ小さいし、自分の身体の方が大事なので、今年は、お正月には家を出て、子供たちとホテルへ泊ってゆっくりと過ごした。これからは、毎年こうやって一年のリフレッシュをしようと思う」


    先日、このような内容の投稿記事が、新聞に掲載されていた。わたしは、興味深く読んだ。

    何故なら、わたしの知り合いの理容師の女性も、かつて、同じような愚痴をこぼしていたことがあったからだ。その女性も、やはり、長男の嫁で、お盆やお正月には、親戚が大挙して押しかけ、その中には、なんと、姑の兄弟までが入っていたのである。

    彼女は、文字通り孤軍奮闘。20人もの食事の用意をして、後片付けをして、布団を敷いて、上げて、親戚の子供たちを集めて外湯へ連れて行き、プールやスキー場へ送り迎えをし、洗濯までも引き受け、彼らが返ったあとは、へとへとで家の中のことなど何も出来なくなってしまうと、こぼしていたのである。

    そして、それに真っ先にブチ切れたのは、彼女の子供たちだった。親戚の子供たちと喧嘩が絶えなくなったのだという。おそらく、自分たちの母親をこき使う叔父や叔母の子供たちが憎らしくなったのだろうと、女性は話していた。

    しかし、そんな彼女も、今は、静かなお正月を過ごしているという。義理の両親が亡くなったことを機会に、盆や正月の集まりを一切なくしてしまったのだという。もしも、どうしても来たい場合は、自分で旅館を予約して来て欲しいということに決めたのだそうである。

    上記の投書に対しての反響は大きく、新聞には、気持ちがよく判るという共感や、長男の嫁なのだから我慢しろとの反論、または、次男のお嫁さんという人からの反省の弁などが多数寄せられていると聞く。

    わたしの家は、長男の嫁という訳ではないので、そういう集まりごとは経験したことがないが、それでも、親戚が集まるという時は、必ず近くの旅館や料亭を会合場所に使うことにしている。

    何故なら、いつも裏方に回らなければならないわたしが、ブチ切れるからである。(笑)

    楽しむ時は、みんなが楽しまねば意味がない。誰かを犠牲にしながら楽しい時間を過ごすなど、ナンセンスなのである。

    お正月に親戚一同が会するという光景は、確かに見ていて微笑ましいものだが、陰で生葱の皮をむきながら悔し涙を流している長男の嫁がいるという事実を、忘れて頂きたくないものである。
<今日のおまけ>

    よく、刑事事件などが起きると、「犯人は、必ず現場へ戻る」などというそうであるが、別に、それほど大げさなことでなくとも、普段の日常生活の中でも、「失敗したなァ」と、思ったり、「思い知らせてやろう」などと、画策した者は、必ず、その場所や人間の近くへ出没するものであるらしい。

    何処か、後ろ暗い気持ちが付きまとうのだろう。そして、自分のしたことがバレるのではないかという恐怖心にかられるのであろう。

    裏でこそこそと悪事をたくらむようなことをすると、一生、その疑心暗鬼から逃れられないものである。

    自分の影に怯えるような生き方だけは、したくないものである。


    それにしても、何処かの連隊長が不適切発言とか----。

    四十七歳、一佐。

    何なの?まだ、子供じゃん!本当に、連隊長なの?日本の自衛隊って、そんなもんなのね。
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