自分の評価を高める方法・・・・・436
~ 今 日 の 雑 感 ~
自分の評価を高める方法
あなたは、ある会社の就職面接試験に臨んでいます。
面接官は、あなたに、自己紹介をして下さいと、促してきました。
あなたは、次のどちらの言い方で自己紹介をしますか?
「わたしは、長野一郎です。大学の野球部で培った粘り強さと根性だけは、誰にも負けない自信があります。経済観念は、少しばかりルーズな面もありますが、御社のために精一杯働かせていただく所存です」
「わたしは、長野一郎です。経済観念は、ややルーズなところがありますが、大学の野球部で培った粘り強さと根性だけは、誰にも負けません。よろしくお願いいたします」
この二通りの自己紹介を聞いた時、面接官が採用を決めるとしたら、どちらの言い方の方が好印象だと評価するでしょうか?
それは、間違いなく、先の話し方なのだと言います。
人間の記憶は、だいたいにおいて最初に聞いた言葉を印象にとどめるものだそうで、この自己紹介にしても、最初に自分の長所を述べた方が、断然有利になるとのことなのです。
しかし、もしも、後者の話し方を先に聞いてしまうと、面接官の頭の中には、最初に「この男性は、経済観念が希薄なのだ」と、いう短所ばかりが強烈に残ってしまい、そのあとの長所はほとんど印象に残らなくなってしまうのだそうです。
人間は、最初に頭に入れた先入観に感性が支配されやすいために、その後の言葉や情報は、ほとんど耳に入らずに、関心を示す気がしなくなってしまうということが多いのです。
たとえば、大好きな二枚目俳優が、「ぼくは、高校卒業後は、〇〇大学の法学部へ入学したんです。そこで演劇の魅力に目覚めまして、色々バイトなんかをしながら、劇団でも修行をしたんですよ。そんな訳で、大学は中退したんですけれど----」と、言ったとしても、ファンは、大半の人が、この俳優は〇〇大学を卒業しているんだと、思い込んでしまうようなものなのです。
これは、いわゆる「割引現象」というもので、いったん、その人物のイメージが作り上げられてしまうと、それを覆すことは至難の業になってしまうということなのだそうです。
もしも、あなたが、自分の印象を相手によりよく伝えたいと思うのなら、まず、最初に長所から述べることをお勧めします。
ただし、必ずしも、いつもそれが成功するとは限りませんが・・・・。
<今日のおまけ>
この間の「お湯を使いすぎる!」と、言っていた無礼女が、今度は、近所のおばさんが身体に貼っていた湿布薬の匂いがきつすぎて、気分が悪くなりそうだと、共同浴場で、また、文句を言っていた。
わたしは、別にそれほど気にもならなかったのだが、入れさせていただいている身で、よくも色々と勝手なことを言ってくれるものだ。
他に人が入っていなかったら、「だったら、入らなければいいじゃない!」と、言いたいところだったが、人前で扱き下ろすのは少しばかりえげつないかと思い、やめた。
本当に、自分を何様だと思っているのだろうか?呆れた女である。
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