現代社会に独身が多い理由・・・・・695
~ 今 日 の 雑 感 ~
現代社会に独身が多い理由
ここ十年ぐらい前から、世間には三十過ぎても結婚しない男女が増えましたよね。
かく言うわたしも、筋金入りの独身です。(笑)
恋人同士のカップルは、昔も今も同じようにいるのですが、何故かそれが結婚と結び付かないのです。
その理由として、今の男性が昔の男性に比べて「結婚」という形に執着しなくなったせいだと言われます。
かつての日本では、一定の期間男女が付き合っていると、会社の上司や世間の目が「いつまでグズグズしているんだ?一人前の男なら、さっさとプロポーズして身を固めろ」と、男性側にそれとなくプレッシャーをかけたものなのです。
「結婚」は、ある意味タイミングとか勢いという面が大きいですから、男性にまだその気がなくても、周囲が黙っていなかった訳です。
「このままズルズルと恋人気分を引きずっていたのでは、自分の出世にも響くかもなァ・・・・」
男性は、そんな風に考えて、女性との結婚に踏み切って来たのだと思います。
しかし、現代にそんな周囲の目はほとんどありません。
男性社員が四十歳を過ぎて独身でも、上司が結婚を促したり急かせたりすることは皆無になりました。
それだけ、他人の私生活に積極的にタッチする人がいなくなったのです。
もしも、結婚を急かせたせいで、男性の生活が独身時代よりも質の悪い物になってしまったら、急かせた上司はどうやって責任をとるのか・・・・。そんなことを考えれば、出来るだけお節介はやめておいた方がいいと、誰しも思うはずです。
また、バブル崩壊後の不景気が加速しつつある現在は、自分の勤めている会社の明日の運命が計算できない訳で、恋人の女性にも無責任に「結婚して欲しい」などと切り出せない慢性的な危機意識が、男性側にあるのだと思います。
そんな訳で、「結婚」自体に社会も無関心、当の男性も踏ん切りがつかないとなれば、独身者が多くなるのは当然のことです。
しかも、一時のキャリア志向の女性たちがいた時代とは違って、今の若い女性たちは、社会へ出て働くことを格好いいとか羨ましいとは思わなくなって来たという風潮も影響しているのではないかと思うのです。
夫の運ぶ給料だけで自分は優雅な結婚ライフをおくるのが夢だという、ブラブラ人生を楽しみたい女性を妻にしようと思う男など、何処の世界にもいません。
昔は、妻や子供を養うのは夫の義務であり、男気であるとも考えられていたのですが、今は、夫婦は平等、お互いに稼いで一家を支えるもの----と、いう考え方が常識的に定着しているために、女性の方が結婚に対して拒否反応を示しやすくなっているのも要因の一つだそうです。
頑張り続けて燃え尽き症候群に陥る夫。自分が働くことを嫌い、日がな一日ママ友とのレストラン三昧で遊び呆ける妻。
これでは、結婚が長続きするはずがありません。
こういう社会が日常化していることで、日本に独身が増え続けるのだというのです。
<今日のおまけ>
男は、正式に付き合って行きたい女性のことは、自分の友達に早く見せたいと思うものらしい。
しかし、遊びの女性のことは、「え~~、お前、趣味悪いなァ」なんて言われかねないと思っているので、絶対に友達には付き合っていることを知られたくないものなのだ。
ブログだって同じ。
コメントを表舞台で書きあっている相手は、男でも女でも言わば自慢のブログ友達なのだが、「きみのことは他のブロガーとは別だから、コメント欄にはコメントを書かないでくれ。それよりもメールでやり取りしようよ」などと、言いだすブロガーがいたら、これは、要注意だ。
それは、あなたのことを軽く見ている証拠で、本命ではないが暇つぶしにキープしておきたいという程度の存在なのである。
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