たばこ値上げ・・・・・821
~ 今 日 の 雑 感 ~
たばこ値上げ
この10月1日から、たばこ代が値上げになりましたね。
実は、わたしの父親も、約半年前に禁煙しました。
でも、今までへビースモーカーだったのをいきなりやめたのではありません。考えてみれば、二年前ほどから煙草自体をニコチンの量の軽い物に替え、それからも一日に吸う本数を徐々に少なくしていたようです。
ですから、検査に行った際、総合病院の医師から「肺気腫にならないためにも煙草はやめた方がいいですよ」と、アドバイスされた翌日から、一本も吸わないなどという荒技が出来たのだと思います。
これが、一日20本、30本と吸い続けていた人が、突然禁煙では絶対に続かなかったと思うのです。
ある女性タレントは、「いつ吸ってもいいや---と、いういい加減な気持ちが大事。意地でも禁煙してやる---というのは失敗のもとだよ」と、テレビのトーク番組で話していました。
ただ、これは、少しばかり巷の常識とは違うように思うのですが、先日、テレビの医療番組を観ていたら、ある呼吸器内科の医師がこんな話をしていました。
「煙草をやめると太るというのは、やめてから半年くらい経った時点からのことです。口寂しさや食事の味が判って来て、よりおいしくご飯が食べられるようになるからなのです。
しかし、日本人の多くの人は、煙草をやめると一時的に痩せて来ます。ですから、高齢者の禁煙が怖いのは、この痩せた時、とうぜん筋肉量も衰えるので疲れるとか身体のあちこちが痛むと言って、これまで続けていた運動をしなくなってしまうことなのです。
そのせいで気力も落ち、うつ病や認知症、果ては寝たきりへの引き金にもなり兼ねませんから、禁煙は高齢者ほど慎重に医師と相談しながら行なって下さい」
これは、正に、父の症状そのものでした。
父も、禁煙してから約半年になりますが、それまでは痩せて気力もないような状態が続いていました。(イライラ感はそれなりにあったようですが・・・)
ところが、最近、何だか少し元気になって来たのです。これまでやめていた散歩(主に山歩き)も毎日続けられるようになりました。
もしも、高齢の方でこの「たばこ代値上げ」に伴って禁煙を考えている場合は、やはり、一度、医師の診察を受けた上で始められることをお勧めしたいと思います。
<今日のおまけ>
それにしても、煙草を吸わないわたしなどにはよく判らないのですが、いったい煙草の何処がおいしいのでしょうか?
それもやめられなくなるほどのおいしさなんですから、よほどなのでしょうね。
「味」があるというのは、やはり舌で感じる味なのでしょうか?
煙草を吸っている人に訊いても、もう一つ説明がしにくいようです。
普通、動物は体に害になる食物は、本能的に避けるものですが、人間に限っては、身体に悪い物ほど食べたい飲みたいと思うのですから、やはり変わっていると思います。
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