聞く気がなければ聞こえない
聞く気がなければ聞こえない
同じ話を何度聞いても、まるで初めて聞いたかのように新鮮に思い聞いてくれる人がいます。
「確か、この人にはこの間も同じ話をしたはずなのに、どうして覚えていないのかしら?」
そんな風に感じる相手がいたら、その人は、あなたの話をほとんど聞く気で聞いていないという証拠だそうです。
人は、どんなに騒音や雑音がひどい場所でも、相手の話を聞く気で聞いている時は、その声が判るはずなのですが、相手がまったくあなたの話を聞こうという心構えが出来ていない場合は、どんなに大声で話しても、その内容は伝わらないものなのです。
ある心理実験では、一人の人に同時にまったく異なる内容の二通りの呼び掛けを行ない、その一つの呼び掛けには被験者の名前を入れたのだそうです。
すると、一方の呼び掛けの内容は、まったく判らなかったのに、名前を入れた方の呼び掛けはしっかりと聞き取っていたのだとうことでした。
学校の先生が、雑然としているクラスを静かにさせる時、あえて一人の生徒の名前を呼んでみたり、パンパンと手を叩くことがありますが、これも、自分の話に生徒の意識を集中させるための手段ですね。
ですから、これから重要な話をしようという時は、まず、相手の意識をしっかりと自分の方へ向けてから切り出す方が良いようです。
その準備なしに話した場合、あとで「そんなこと聞いていないよ」などと言われることもあり得ることなのですから。
<今日のおまけ>
今、ご近所からハチクを頂きました。
梅雨の時季は、正にタケノコ天国ですね。
松本龍復興大臣、辞任しましたね。
確かに、あの言い方は驚きでしたが、逆に「そこまでいうのなら、絶対に一年以内に東北を元に戻せ!」と、責任を押し付けることも出来たのに・・・と、思いました。
松本大臣は、最初からこの大臣職には二の足を踏んでいたところもあるので、「言いたいことを言って、辞めてやる」と、考えていたのかもしれません。
国民の反応は、正に大臣サイドには織り込み済みだったのでしょうね。
言葉などどうでもいい。要は、仕事が出来るか否かだ----と、某市長のように割り切って、国の援助を引き出した方が、被災地にとっては得策だったのではないかとも思います。
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