彼の本気度を見抜くには
彼の本気度を見抜くには★
「同じ課のA男くん、もしかして、あたしに気があるのかな?」
昼休み、一緒にコンビニのお握りを食べながら、B子がまんざらでもない頬笑みを浮かべて、C子に言った。
「どうして、そう思うわけ?」
ああ、またいつもの妄想癖が始まった----と、内心苦笑しながらC子は訊き返す。
「だって、A男くんたら、この間の残業中に、あたしにコーヒーおごってくれたりするし、昨日なんか廊下にバラまいちゃった書類を率先して拾い集めてくれたんだよ。他の人たちは、素通りして行くのに・・・」
B子には、既に確信めいたものがあるようだ。
しかし、そんなB子に向かい、C子は冷静に言い放った。
「あのね、B子、A男くんがあなたのことを特別に思っているか否かは、あなたとA男くんの関係だけを考えてみても判らないんだよ。A男くんは、帰国子女だから女子に親切にすることは、彼にとっては当たり前の習慣なんだよね。だから、彼のあんたに対する本気度を知りたいなら、彼があんた以外の他の女子にはどんな接し方をしているかを見るべきなんだと思うよ」
つまり、A男が他の女子社員にもB子にしたのと同じような親切心を見せていた場合は、彼にとってB子は、さほど特別な存在ではないということになるのだと、C子は説く。
そこで、B子は、翌日からA男の行動を逐一チェックすることにした。
すると、A男は、D江にも、E子にも、F代にまでも、残業中はコーヒーをおごっていたことが判明。
「C子の言う通り、結局、彼は誰にでも同じく親切な八方美人だったみたい。がっかりだわ」
「でしょう。これで、彼がどんな人間か理解出来たわね」
C子はB子の軽慮を諫めたのだが、B子にはさほどの落ち込んだ様子はなかった。
そして、こう宣言した。
「でも、彼が誰にでも同じ態度をするということは、まだ、本命がいるわけじゃないのよね。あたしにも、チャンスはあるってことだ!」
あくまでも前向きなB子であった。
<今日のおまけ>
今日、今年初の冷やし中華を食べました。
塩分控えめにするため、つゆ(ゴマ入り)は半人前に。ひろりん2さんのレシピを参考に、きゅうりとシーチキンのマヨネーズ和えも添えました。
やっぱり、夏は冷やし麺がおいしいですね~。
で、風が涼しく天気もよしで、散歩にも出ました。
途中、至る所で紫陽花が咲き誇っていました。
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