同じ質問

ちよみ

2011年07月07日 17:46

同じ質問





    時々、共同浴場で一緒になる、かなり高齢のおばあさん。

    入浴している間に、まったく同じ質問を少なくとも三回はする。

    訊ねたことをすぐに忘れてしまうのだと思うのだが、その都度こちらも同じ答えを返している。

    そんな二人の会話を、やはり一緒に入っていた近所の中学生と小学生の姉妹は、何とも怪訝な顔つきで聞いていた。

    姉妹にとっては、何度も同じことを話しているわたしたちが、不思議に思えて仕方がなかったのだろう。

    高齢者になると、つい今しがた話したことでも、あっという間に忘れてしまうことがよくあるものだ。

    ましてや、数日前、数ヶ月前のこととなれば、話したことは覚えていても、誰に話したかまでは記憶にないことも少なくない。

    ところが、これが自分の両親となると、途端に突っ込みを入れたくなる。

    「三日前にも、それ話したでしょ。何回、同じこと訊くんだ?」

    まあ、わたしだって、この人には、この話、もうしたっけ?----なんて、忘れることがしょっちゅうだから、この程度の物忘れは許せる範疇なんだけれど、

    「同じことは二度言わないからね。一度でしっかり聞きなさい」

    なんて、子供の頃に叱っていたのは誰だ?----と、いう気持ちが先に立つわけで。

    子供が親に厳しいのは、「年をとったからとの理由で、勝手なことを言うな」との思いがあるからなのだろうな。




<今日のおまけ>


    今日もまた、病院へ行きました。

    今日は、皮膚科。

    天候が怪しかったので、急いで行ってこようと家を出ました。

    まあ、今もなんとか雨にならずに持っていますが・・・。

    皮膚科の先生に膝に出来たアザを発見され、「これは、どうしたの?」と、訊かれたので、

    「これはですね~~、足が浮腫んでいるので、ちょっと膝をついただけでも紫色になってしまって-----」

    と、説明している間に、例の如く液体窒素で、

    ジュ~~~~!!

    それが、長い、長い。

    話に気を取られているちに、しっかり焼かれてしまいました。

    今日の治療は、痛かった。


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