京都で事故相次ぐ
23日朝、京都府亀岡市で、登校中の小学生の列に軽自動車が突っ込んで10人がけがをした事故で、新たに妊娠中の26歳の女性も意識不明の重体になり、重体は合わせて4人となりました。
女性のお腹の赤ちゃんは助かりませんでした。
警察は運転していた18歳の少年を逮捕し、事故の詳しい状況を調べています。
23日午前8時前、亀岡市篠町の府道で、安詳小学校の児童らが集団登校する列に軽自動車が突っ込みました。
この事故で、小学校1年生から5年生の女の子8人と男の子1人、それに保護者の26歳の女性1人の合わせて10人がけがをしました。
警察や病院によりますと、このうち3年生と2年生の女の子、1年生の男の子、それに26歳の女性の合わせて4人が意識不明の重体です。
女性は妊娠7か月くらいでしたが、お腹の赤ちゃんは助かりませんでした。
また、このほか3人が重傷だということです。
この事故で、警察は軽自動車を運転していた亀岡市の18歳の少年を自動車運転過失傷害の疑いで逮捕しました。
少年は無免許運転で、調べに対して「子どもたちに当たったのは間違いないです」と話しているということです。(NHKニュースより)
京都市東山区(祇園)で4月12日に起きた自動車の暴走死亡事故に続いて、またもや同府亀岡市で小学校への登校途中の児童と付き添いの保護者をはねる大事故が発生した。
午後のニュースによると、重体だった4人のうち同小2年、小谷真緒さん(7)と、負傷者の保護者で妊娠中だった松村幸姫(ゆきひ)さん(26)の死亡が確認されたそうである。
病院へ駆け付けた松村さんの妹さん(24)によれば、「先日、祇園で起きた交通死亡事故について姉と話をしたばかり」だったという。
今日の事故の報道を取り上げたワイドショーのコメンテーターの一人は、「事故現場に散乱している黄色い新入生帽子を見ると、希望に胸を膨らませて元気に登校していた子供たちの姿が目に浮かぶ。可哀そうというよりも、怒りが先に立つ」と、声を震わせていた。
テレビで亀岡市の事故現場の映像を観る限り、特別見通しが悪い道ではないし、道幅もさして狭いとは思えない。
事故を起こした車の運転手は、18歳の少年で無免許だったそうだが、同乗していた2人の友人とは夜通し遊び歩いてのちの事故だったらしい。
それにしても、どうしてこうも立て続けに大勢の人間を巻き込む交通死亡事故が起きるのであろうか?
今回の事故などは、保護者が児童を引率していることもあり、普通に考えれば起きるはずもない状況だといえる。
加害者少年が運転する車がちゃんと左側通行をしていれば、同じ方向へ進む児童の列に突っ込むことなどないのである。
近所の住民の話では、かつては道路脇にあった側溝にふたをして、道路幅を広げてからスピードを出して通り過ぎる車も増えたという。それまでは、狭い道だったので、車同士お互いに譲り合いながら走ることもあり、事故は起きていなかったのだそうだ。
しかし、この事故に関しては、道路幅を広げたことはあまり関係がないのではないかとも思える。
事故を起こした車は、児童の列の後方からノーブレーキで突っ込んで行っているわけであり、無免許とはいえそれまでは事故を起こさずに走行してきているのだ。
しかも、どうせ突っ込むならば児童の列ではなく、そこまでの間にいくらでも場所はあったはずである。それを、あえて児童の列をめがけるように飛び込んでいるということであるから、そこに運転手側の何らかの意図が感じられなくもない。
単なるハンドルの操作ミスとか居眠り運転などでは説明が付かない事態が想定されても不思議ではない。
「どうせ、突っ込むならば、そばの塀にでも激突すればよかったのに!」
ニュースを聞いて、あまりの悲惨さに怒りが治まらない主婦の一人は吐き捨てるように言った。
京都府警による徹底的な事故原因の究明が求められる。
<今日のおまけ>
本当に、このところ嫌な事故や事件が多発しますね。
昨日は、飯山市で母親が一歳の我が子に心肺停止の重傷を負わせるという事件がありました。
その事件当時夫は不在。いったい母子に何があったのでしょうか?
今の若い母親たちによく見られる傾向で、近隣の年配主婦や義父母との関係を煩わしく感じ拒絶することで、心配事や悩みがあってもすべて自分で抱え込もうとしてしまい、次第に追い詰められていくことが日常化している現状があるといわれます。
もしかしたら、この母親もそれだったのでしょうか?
夫婦と子供だけの気兼ねのない生活を大事にして、心配や不安は自己完結する覚悟を持つか、それとも、少しの煩わしさや面倒くささはあえて享受しつつ、困った時には相談できる年長者を頼る生活を望むのか・・・。
それはひとえに、妻の選択にゆだねられているといっても過言ではないのです。