登校拒否児の深層心理
登校拒否児の深層心理
以前、皇太子殿下の息女・愛子さまが、「いじめっ子がいて怖いので学校へ行きたくない」と、登校を渋られていたことがあった。
小、中学生が学校へ行きたくないという時は、たいていがこうした学校内のイジメや教師との折り合いの悪さが原因という場合が多いとされる。
中には、授業が難しくてついて行けないために時々学校を休むとか、苦手な教科がある日だけ朝からお腹が痛くなるなどという症状を見せる子供もいる。
保健室へは行けても、教室までは入れないという保健室登校児童や生徒も、近年急増中だそうだ。
しかし、こうした登校拒否児たちの心理に詳しい学者の中には、学校に問題があるだけで登校拒否を引き起こす子供は少ないとの見解を示す人もいるのだそうである。
登校拒否児の多くは、家庭内に何らかの問題を抱えていることが往々にしてあるそうで、学校へ行きたくないのではなく、自分が学校で勉強をしている間に、家庭がどうにかなってしまうのではないかとの不安が常に頭から離れないため、必然的に登校を渋ることになるのだそうだ。
いつも両親がいさかいを続けていて、家庭内に子供が安心出来る環境が整っていないとか、殊に小学校低学年ともなれば、「学校から帰ったら、両親がいなくなっているかもしれない」などと、真面目に考える子供もいるという。
その不安が登校時間になるとお腹や頭を痛くさせ、学校を休みがちになる。
すると、勉強が遅れて、授業について行けなくなる。
成績が下がると、自分がみじめに思えてクラスの中で孤立感を深める。
クラスメートの視線や何気ない言葉が、常に自分を責めているように思えて来る。
学校に行きたくなくなり、家に閉じこもりがちになるが、下校時間が過ぎて夕方になると俄然、元気になる。
だが、朝になると、どうしても家の玄関から外へ出られなくなる。
こんな一日一日の繰り返しが、登校拒否児を生み出すのだそうだ。
「うちの子、学校へ行っても保健室にばかり顔を出しているみたい」
「今日もお腹が痛いって言って、学校を休んだわ」
そんな子供を持つ親は、学校内にのみ原因を探すのではなく、自らの家庭の環境を省みることも必要なのだそうである。
<今日のおまけ>
今日は、いいお天気なので、買い物に出ました。
わたしの住む地域は昔から物価が高いので、少し離れたところまで行って買い物をします。
近所にも、「こんな住みにくいところに、いつまでいる気?----って、親戚に言われた」という人もいます。
ここで商売をするのが、ある種ステータスの証というような時代もあったそうですが・・・。
とにもかくにも、未来に希望や安心感が見えない社会を払拭しない限り、活気は戻りそうにありません。
で、今度、山岳診療所を舞台のヒューマン医療ドラマが始まるそうですね。
向井理主演だったかな?
実は、何年か前に某大学病院勤務の外科医の先生に、北アルプスの診療所について話を聞いたことがありましたが、
「ああ、〇〇岳だったと思うけど、うちの大学も診療所持っているよ。何か、研修医が夏場詰めているみたい」
と、ほとんど関心がない様子。
どうも、ドラマは熱血風に仕上がりそうだけれど、実態は、さほどのこともないようですね。(~_~;)
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