日本人にはサディストが多い

ちよみ

2012年06月28日 21:14

日本人にはサディストが多い




    「あら嬉し、隣の蔵が売れてゆく」

    「人の不幸は蜜の味」

    こんな言葉が示すように、外国人の目から見ると、日本人にはサディスティックに他人の不幸を喜ぶ人たちが多いらしい。

    肉親を亡くして悲しんでいる人に、平気で知った風な顔で説教をする友人もいるし、結婚式で新郎新婦を心から祝福している人たちを見たことがないという人も多いはずだ。

    もちろん、表向きは「おめでとう」を連発するが、新郎新婦抜きの二次会、三次会では出席者の本音が炸裂するのは珍しいことではない。

    「まあ、三年持てばいい方だね」

    「新郎、実は本命は別にいたんだよな」

    そんな陰口を叩き合うのが楽しくて、披露宴へ出席するという人もいるほどだ。

    どうして、日本人は、ここまで他人の幸福を妬んだりけなしたり出来るのだろうか?

    それは、日本人の多くが自分に真の意味での自信がないという理由からだという。

    明日の生活がどうなるか判らないという漠然とした不安が、日本人にはいつも付きまとうあまり、自分の生活や地位に満足するなどの心の余裕を維持できないのである。

    そんな日常茶飯事の危機意識が、他人も自分同様に不幸であることを期待するのである。

    こうしたマイナス思考は日本人のDNAに組み込まれているともいわれ、世界から見ても日本人ほど未来に不安を懐きながら暮している国民はいないのだそうだ。

    日本人が勤勉だと言われる理由も、要は明日を信じられないという性格にあるのではないかと思う。

    そんなことを考えた時、民主党の増税説明が思い出された。

    「未来の国民に負担を押し付けることがないように・・・」

    如何にも、日本人的な考え方である。

    誰か政治家の中に、たとえ冗談でもこんなことをうそぶく人はいないのだろうか?

    「いいじゃないか、今がよければ。人生、明日は明日の風が吹くだろう」





<今日のおまけ>

    ある番組でSMAPの中居くんが話していた。

    「日本人は、みんなで2キロ太ろうよ」

    日本人の中に蔓延する痩せ願望に対する警鐘としての発言だ。

    俳優の陣内さんもこんなことを言った。

    「断食道場に行った時気付いたんだけれど、参加者はほとんど『それ以上痩せなくてもいいんじゃないの?』というくらいの体型の人たちだった」

    どうやら、自分のスタイルを異常に気にする人は、痩せること自体が目標ではなくなり、痩せるために努力する自分の姿に酔ってしまうようなのだ。

    スポーツジムへ通う人に本当のデブはいないというのも、同じ理屈だろう。

    スポーツジム利用者の中には、ジム用のウエアが似合うようにまず自宅である程度のダイエットをしてから通うという人もいるそうだ。

    何のためのシェイプアップなのか、さっぱり意味が判らない。
    
関連記事