うつ病になりやすい人とは・・・
うつ病になりやすい人とは・・・
あなたは、これまで一つでも自分が本当にやりたいことをして来ただろうか?
それは、趣味でも仕事でも習い事でも何でもいいのだが、本当にやってみたいことを実現したことがあるだろうか?
本当は、こういう仕事がしたいのに、どの会社の面接試験を受けても落とされてしまう。
今の仕事は、生活するために仕方なくやっていることだ。
でも、自分はこれでいいのだ。いや、そう思い込まなければ自己嫌悪に陥ってしまう。
そんな風に願望を規範意識下に置いて、無理やり自分を納得させている人は、今の時代ごまんといるはずだ。
買いたい物があっても、給料が少ないので手が出ない。
行きたいレストランがあっても、値段が高くて食べに行けない。
海外旅行もしてみたいが、貧乏暇なしで夢のまた夢。
こんなちょっとした抑圧感が毎日のように積もり積もることによって、うつ病は引き起こされるのだそうである。
諦めたと思っていても、心の芯ではどうしても諦めきれないという無意識の葛藤が、いつしか脳をあざむき何もしなくていい、いや出来ない身体へと変化させてしまうのだそうだ。
出来ないということは、やりたくても出来ないという自分への言い訳になる。
つまり、夢を諦めざるを得ない言い訳を、脳が勝手に見付けだしてしまうのである。
これは、ある人から聞いた話だが、うつ病で苦しんだことのある某有名俳優は、ある時期から自分の意に反して高齢者の役ばかりが回って来たことが原因で、うつ病を発症したのだという。
年齢からすれば、当然の配役だったのだが、本人にはまだ若者の演技も十分出来るという自信があった。
若手の頃からハンサムな都会派青年俳優として売っていた彼には、とてもよぼよぼの老人の役など我慢できるものではなかったのだ。
しかし、気真面目な彼は、「これも役者としての試練だ」と無理やり自身を納得させ、数年間この役をやり通した。
ところが、役を降りた直後、体調に異変を感じ、病院へ行ったところ「うつ病」との診断が下ったのだという。
あなたには、すべてを忘れて没頭できるような趣味があるだろうか?
これこそが人生最良の時間----と、思えるような楽しみを持っているだろうか?
今の仕事は、本当に自分がしたいと思っていたものだ----と、胸を張って言えるだろうか?
ちょっと立ち止って、静かに考えてみる時間も必要かもしれない。
<今日のおまけ>
今日は、実に初夏らしい好天でしたね。
風も気持ち良く吹いていて、こんな日に高原へでも出かけたら最高だろうなァ・・・と、思いました。
昔は、6月ともなると、特に理由もないのですが何かワクワク感があったものです。
テレビドラマもサスペンス劇場ではジューンブライド・ミステリーを特集するなど、夢のあるおしゃれなものが多かったのですが、今は、サスペンスや刑事物もリアル感のみを追求する、おどろおどろしいストーリーが主流で、正直ゲンナリです。
ドラマの質も女優さんたちのファッションも、二十年前の方が数段良かったなァ・・・と、思いながら、時々古いビデオテープを取り出しては観ています。
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