セレブ婚希望の女性たち

ちよみ

2012年10月25日 17:33

セレブ婚希望の女性たち





    先に書いた番組応募のセレブ婚希望女性の一人(テレビ局のディレクター)だが、アラフォー病院長とのお付き合いが、何とか滑り出した。

    しかし、それに行きつくまでに最大のネックになったのが、彼女の爪。

    彼女は自分の両手の爪にかなりのこだわりがあるようで、お見合い当日も、主催者からそのゴールドのネイルアートを施した魔女のような長い爪を切るようにアドバイスされたにもかかわらず、絶対に切りたくないとごねた。

    そこで主催者は、仕方なく彼女に大きめのストールをまとわせ、爪を隠すように指示。

    晴れの場所には似つかわしくない異様な格好で、お見合いに臨んだのだった。

    それでもお見合い自体は、女性の積極性も手伝ってなかなかうまく運んだのだが、後に病院長が出した答えは、

    「お付き合いさせてもらいたいが、やはり爪は切って欲しい。それじゃァ、米もとげないでしょ?」

    と、いうものだった。たとえセレブといえども、妻には料理ぐらいして欲しい。

    とはいえ、女性ディレクターの爪に懸ける情熱はパンパないほどだったので、スタジオのゲストたちも相手男性への彼女の返事に一瞬息を飲んだが、

    「----わたしもお付き合いさせて欲しいです。爪も・・・切ります・・・」

    彼女は、やっと聞こえるほどの小さな声で、信じられないほどしおらしく答えた。

    やはり、そこはセレブ婚を夢見る女性。たかが爪一つに執着して、あたら病院長夫人の座を手放すことは出来なかったようである。

    でも、こういうワンポイントにこだわる女性は、男性との関係がうまく行き出すと途端に再び自己主張が頭をもたげ、自我を貫き始めてしまう傾向が大だ。

    男性も甘い顔は禁物であろう。

    もう一人のセレブ婚希望女性の方は、内科医(勤務医)とそれなりにうまく行きそうな気配だったが、このディレクター女性は、見た目通り気も強そうなので、何となく前途多難の予感がしてならなかった。

    結婚は、一つでも相手に嫌なところがあったらやめた方がいい----と、昔から言われるそうである。

    つまり、裏を返せば、特別良いところがなくても、嫌なところがなければうまく行く----ということのようである。

    番組では、出来れば、その後の彼女たちの近況も追いかけて報告して欲しいように思った。





    
<今日のおまけ>

    昨日の「相棒11」の裏番組で放送した映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」----録画したので、まだ最後まで観ていないのだが、面白さは、やはり前作の映画「チーム・バチスタの栄光」には、かなわないような気がした。

    同じ医療系のドラマでも、堺雅人は、エネルギッシュな救命救急センター長役よりも、控えめな医介輔役の方が適役だったように思えたからだ。

    いずれも小説を読んでいないので、映画版とテレビ版は、どちらの方がより原作に忠実なのか判らないが、映画版は台詞もストーリーもコミカルなので、娯楽という意味ではこちらの方が単純に楽しめるようだ。

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