若者には判らない年配者の事情
若者には判らない年配者の事情
知恵袋にあるお嫁さんからのこんな投稿があった。
「義理の両親宅へ行くと、必ずというほど、『お風呂へ入って行きなさい』と言われるのだが、お風呂の中が汚くて、とても入る気になれない。浴槽の中にもカビのような黒いものがこびりついていて、入浴するのに抵抗がある。
ある日、勇気を出して、そのことを姑に話すと、姑は心外な顔で、『いつも綺麗にお掃除しているのよ。そんなことないわ』と、怒ってしまった。
あれほど汚い浴室を、いつも掃除しているとは信じられない。義理の両親宅へ行くのが苦痛だ」
これを読みながら、なるほど、こういうことは良くあると、思った。
この義理のお母さんは、たぶん、間違いなく自分は綺麗好きな主婦で、毎日のお掃除に手を抜いたことはないと自負しているのだろう。
確かに、そうなのだと思う。
しかし、年をとるにつれて若い時のように何の苦もなく身体が動くわけではなくなる。今まで手が届いた範囲も、届かなくなることがある。
それから、体力と同時に若い頃と比べて最も落ちるのが視力なのだ。
若い頃は、しっかりと見えていた細かな汚れがまったく目に入らなくなる。ちょっと薄暗がりの場所の綿ぼこりなど、ほとんど見えない。
おそらく浴室の照明ぐらいでは、姑には汚れが見えないのではないだろうか?
もしも、この投稿者のお嫁さんが、義両親宅の浴室の汚れに気付いたのなら、
「わたしにお掃除させて下さい。近頃運動不足なので、その解消も兼ねて・・・。もしも、やり足りないところがあったら、あとはお義母さん、よろしくお願いします」
とでも言いながら、チャチャっとやってしまえばいいのである。そうしておけは、今度お風呂をすすめられても気分良く入れるはずだ。
わたしの知り合いの女性も、姑が洗った食器は、いつも洗い残しがあるので、
「ずぼらな義母だなァ・・・」
と、思っていたそうなのだが、実は姑には、台所の照明だけでは、食器にこびりついた小さな汚れまで見えないことが判ったのだそうだ。
ただ、「まだ、ここ汚れていますよ」とストレートに注意したのでは、姑の長年の主婦としてのプライドを傷つけてしまうと思い、姑が洗ったあとの食器拭きを手伝いながら、そっと気付かれないように濡れふきんで残りの汚れを拭き取っているという。
<今日のおまけ>
夢の中で「天使」に出会ったら、それは近いうちに幸運が舞い込む暗示だとか・・・。
天使は、無垢、純粋、優しさ、神聖さの象徴ともいわれるので、天使があなたの部屋へやって来るような夢は、正に幸運の予兆といえるのだそうだ。
また、天使から何かを渡される夢は、大事なものが手に入るという意味。たくさんの天使に囲まれて、幸せな気持ちになっている夢は、あなたの周りには信頼できる人たちが大勢いるという意味だという。
天使と遊んでいる夢は、あなたが清らかな気持ちになりたいと望んでいる証拠。周囲の人たちに優しく接することで、運が開ける暗示だそうだ。
そして、天使に叱られる夢は、生活態度を改めなさいという戒め。天使が心配そうな顔であなたを見詰めていたら、危険な誘惑があなたに迫っているかも・・・と、いう警告だという。
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