フィギュアのジャッジって?・・・・・402
~ 今 日 の 雑 感 ~
フィギュアのジャッジって?
フィギュア・スケートのジャッジって、正直、よく判りませんね~。
まあ、難しい採点方法など、最初から覚えようなどという気はないのですが、それにしても、これほど点数の高低が判りにくい競技というのも珍しいと思います。
ジャンプ一つとっても、ルッツ、ループ、サルコ、トーループ、フリップ、アクセルなど、とにかく多彩で、しかも選手たちは一瞬にしてこのジャンプを跳ぶ訳ですから、素人の目には、ほとんど何が何だか判らないのが普通です。
だから、そんなものは、アナウンサーや解説者が説明するのを単にうのみにして聞いていればいい訳で・・・・。
それでも、一応、見分ける方法としては、
ルッツ-----右足のトウで氷を蹴り左足で跳ぶ。踏切り
はアウトエッジ。
ループ-----トウをつかずに右足で踏み切る。
サルコ-----小さく円を描きながら、トウをつかずに左
足で踏み切る
トーループ-----左足でトウをつき、右足踏切り。セカン
ドジャンプに良く使われる。
フリップ-----ルッツに似ているが、ルッツのアウトエッ
ジに対して、インエッジで踏み切る。
アクセル-----前向きで踏み切る。
と、いうようなことらしいのですが、どっちにしても、たぶん、演技中は判らないと思いますので、無視して行きます。
しかしながら、こういうことが判っても、採点方法が判っても、判らないのが、審判たちの心の内です。
フィギュアは、他の競技と違って、一発勝負ということはほとんどないように思います。つまり、一年、二年とかけて審判に自分の実力をアピールしながら、その信頼度を高めて行くという、極めてユニークな性質を持っているスポーツのようなのです。
そのため、上位に食い込んで来る選手たちは、よほどの失敗がない限り、上位にランクされ続けますし、ジュニアから上がって来たばかりの選手で、いきなり素晴らしい活躍を見せても、あまり点数が伸びないということも良くあります。
今回のオリンピックでも、ロシアのエフゲニ―・プルシェンコ選手がどれほど見事な四回転ジャンプを成功させても、三年のブランクが、やはり、尾を引いていたと思うのです。
ジャッジは、プルシェンコ選手の四回転―三回転よりも、アメリカのエバン・ライサチェク選手の冒頭の三回転ルッツ―三回転トーループを評価し、また、演技から演技へのつながりの美しさや、ステップの正確さ、巧みさに軍配を上げたという訳です。
あるフィギュア関係者は、こうしたあやふやな採点方法を皮肉って、「ロビー活動のうまい国ほど、得点を伸ばすものだ」と、言ったそうですし、フィギュアは、あくまでスポーツなのだから、芸術性を重んじ過ぎるのは問題があると、考える専門家もいると聞きます。
プルシェンコ選手も、この採点方法には納得できないところもあるようで、正直、わたしも、少しばかり首をひねりました。確かに、プルシェンコ選手のジャンプは乱雑なところもありましたが、一度も転倒はなかった訳です。
となれば、もはや、男子シングルにとって、四回転は価値がないのか?
四回転を回避しても、金メダルが取れるという前例を作ってしまった今回のフィギュアの男子シングル。今後は、ますます芸術面や表現力に重きが置かれるとなれば、案外、日本勢には有利な方向へ傾くのではないかという期待もあります。
<今日のおまけ>
こう言っては何ですが、カーリング女子のチーム・青森の選手たち、以前に比べて、綺麗になったように思うのは、わたしだけでしょうか?
お化粧の仕方を変えたのか?それとも、注目されているという緊張感がそうさせるのか?
秘密を訊いてみたいような気がします。
関連記事