カーリングって、面白い!・・・・・404
~ 今 日 の 雑 感 ~
カーリングって、面白い!
バンクーバーオリンピックで連日熱戦の「カーリング」-----意外に面白い競技ですよね。
簡単そうに見えて、なかなか、難しいそうです。
まず、氷の上に立ち、ストーンを思い通りに投げることも、素人には至難の業だとか・・・・。それを、相手のストーンをはじき出したり、ストーンとストーンの間を縫うようにして、約40メートル先にあるハウス内(円)へ入れたり、とにかく、微妙な感覚が勝敗を分ける神経戦が展開します。
ゲームは、1チーム四人で行ない、先行、後攻を、コイントスで決めて、10エンドを戦います。ストーンは、リード、セカンド、サード。スキップ(主将)の順番で、一人2投を投げるのですが、これを交互に1投ずつ投げて味方のストーンをより円の中心に近い所へ置くことが出来れば、勝ちというルールです。
この競技の楽しみの一つに、選手たちの声が、マイクを通じて、テレビを見ているお茶の間にも伝わって来るということです。
「これ・・・・。微妙だよね~」
「どうしても2点は入れさせたくないからさ・・・・」
なんだか、観ているこちらまで、チーム青森の選手たちの仲間に入っているような気分にさせられます。
また、選手たちは、ストーンの勢いを数字で表現するそうで、これは、ハウスの中の位置の何処にストーンを持って行くかという意味だということです。
ハウスの一番中心は、『7 』で、ストーンを投じる時の足のかけ場所のHack(ハック)側から見て、『10、9、8、7、6、5、4』と、ハウスの中は区切られているそうです。
そして、あの、選手たちが発する独特の掛け声も、カーリングの面白いところではないでしょうか?
イエス
Yes ! 「(ブラシで)ゴシゴシして!」という指示
ウォー
wo ! 「ゴシゴシをやめて!」という指示 ノー、オフ、アップとも言う
ハード
hard ! 「もっと強く!ゴシゴシして!」という指示
ハリー
hurry ! 「もっと速く!一生懸命ゴシゴシして!」という指示
クリーン
clean ! クモの巣などをとるため「軽ーくシャカシャカ掃いて!」という指示
だそうです。
チーム青森の選手たちは、どちらというと比較的可愛い声で叫んでいますが、外国チームの女子選手たちは、正に、咆哮。どう聞いても、「ウオ~~~ッ!!」「ガオ~~~ッ!!」としか聞こえません。
まあ、それだけ、必死だということなのでしょうが、これを観ていた我が母親は、
「あんなに大きな声で叫んだって、ストーンはソロソロとしか走っていないんだから、力入れるだけ無駄じゃないの?」
と、眉をひそめていました。
で、因みに、「カーリング」の言葉の由来は、投げたストーンが、クルクルと、カールしながら滑って行くからだそうです。
<今日のおまけ>
こんな折だからと、12年前の長野冬季オリンピックの開会式のビデオを久しぶりに観た。
やっぱり、迫力が違う!屋外の現オリンピックスタジアム。しかも、真昼間。闇が失敗を覆い隠してくれることも出来ない、快晴のもと、大相撲力士たちの先導による選手入場行進。
雪ん子たちの溌剌としたダンスと、森山良子さんの熱唱。伊藤みどりさん扮する古代女神の聖火の点火式。
小沢征爾さん指揮による、世界五大陸を結んだ「歓喜の歌」の大合唱。
圧巻は、上田市上空で旋回待機し続けていたブルーインパルス五機が、絶妙のタイミングで音もなくスタジアム上空へ姿を現わし、五色のスモークで大空を彩った瞬間だった。
こんな素晴らしい開会式は、おそらく、長野が最初で最後だと思う。
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