ホテルの客は外湯を使うな!・・・・・728
~ 今 日 の 雑 感 ~
ホテルの客は外湯を使うな!
不況のせいもあって、ホテルや旅館が客の宿泊費を極力安くしているせいで、自分のところの風呂を使わせず、外湯へ行って欲しいと、客に共同浴場用の鍵をわたすことがあるのだ。(あくまでも、わたしの地元の話です)
少しでもコストを削減しようと、泊まり客に自分のところの風呂を使わせないというやり方もセコイ話だが、よりにもよって、共同浴場の鍵を貸すとは何事か!!
共同浴場は、近所の人たちが入るための風呂である。
観光客が外湯を使うというのなら、有料の外湯へ入るべきであるし、また、ホテル側はそういう風呂を案内するべきなのだ。
それを、無料で入れる地元住民用の外湯へ入れと鍵を渡すなど言語道断である。
自分たちは、コスト削減でその分儲かるのだからいいかもしれないが、その観光客が入浴したおかげで入れなかった近所の人たちへの迷惑料はどう考えているのか?
外湯は狭いのだから、せいぜい三人も入れば満杯である。
特に男湯などは、二人でいっぱいいっぱいなのだ。
そこへ何人もの家族連れが入り、しかも一時間以上も長々と入り続けられれば、近所の人たちは、分刻みで毎日のスケジュールをこなしているのに、いつもの時間に入れず大迷惑である。
どうしても入りたいのならば、近所迷惑にならないように真夜中にでも入ればいいのだ。
今日、いつもの時間に外湯へ行こうとしたわたしの前を五人の観光客が歩いていた。近くのホテルの泊まり客である。
手には小さなプラスティックのバケツを持ち、その中にシャンプーや石鹸が入っている。
何処へ行くのかと思っていたら、先頭の男性がわたしが入ろうとしていた共同浴場の鍵穴へ鍵を入れた。そして、わたしよりも一足先に女性陣が風呂の中へ入ってしまったのだ。
わたしは驚いて、その女性たちがまだげた箱付近にいたのを呼びとめ、
「どうして鍵を持っているの?ここは、近所の人たちが入るお風呂だから、ホテルのお客さんたちが入る場所じゃないんですよ」
と、忠告した。しかし、彼女たちは、図々しくも、
「あなたも一緒に入れますよ」
と、平然と言うので、わたしは、風呂の中を見れば判るけどとても狭いんですから、あなたたちが入ればわたしは入れないんですよと、言い返した。
が、彼女たちは、「ごめんなさい」「ごめんなさい」と、言うだけでそのまま中へ入って行ってしまったのだ。
わたしは、仕方なく家へ戻り、家の風呂を使った。
近所のホテルの儲け仕事のために、どうして、わたしが必要のない水道代をかけなければならないのか?
本当に間尺に合わない話だ。
他人にこんな迷惑をかけながら「老舗ホテルでございます」なんて、大きな顔をして欲しくない。
だから、旅館やホテルは地元住民から尊敬されないんだ!!
<今日のおまけ>
今日、また共同浴場内の非常ベルが鳴った。
どうせ、違法入浴の観光客がいたずらをしたに相違ない。
近所の非常ベル操作を任されている住民は大迷惑だ。
街の住民たちにもホテルや旅館の観光客に親切にして欲しければ、ホテルや旅館経営者たちの日ごろの態度を改めろ。
何の恩恵ももたらさず、威張り腐っているだけの連中の儲け仕事を手伝うほど奇特な住民などいるわけがないのだ。
(記事は、三日前に書いたものです)
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