承諾を引き出す魔法の言葉とは?・・・・・868

ちよみ

2010年12月20日 17:23

~ 今 日 の 雑 感 ~


承諾を引き出す魔法の言葉とは?



    会社員のあなたは、コピーを取ろうと、コピー機のところへ行きました。

    ところが、コピー機の前には既に二人の社員がいて、あなたはその人たちがコピーを取り終わるのを待たなくてはなりません。

    ようやく、二人が取り終わり、あなたの番が来ました。コピーするために用紙をセッティングした時です。突然、面識のない女性社員がやって来るや、あなたより先にコピーを取らせてほしいと頼んだのです。

    あなたは、次の二通りの頼み方ならば、どちらの方が納得しやすいですか?



    A   「あの~、五枚なんですけれど、先にコピー取らせてくれませんか?」

    B   「あの~、五枚なんですけれど、コピーを取らなくてはいけないので、先に取らせてくれませんか?」



    おそらく、Aの頼み方では、あなたは、「こっちも急ぎなんだよ。わたしの後にしなさい」と、答えるのではないでしょうか。

    しかし、Bの頼み方で来られたら、「仕方がないな・・・。先に取っていいよ」と、答えてしまうのではないですか?

    このAとB二つの頼み方の違いは、「・・・・ので」という一言にあるのです。

    この「・・・・ので」という言い方は、実に不思議なもので、これを言われると、人は「何かよほど大変なことがあるんじゃないのかな?困っているんじゃないだろうか?」と、勝手な想像を巡らせてしまうものなのです。

    でも、よく考えてみれば、コピーを取らなくてはいけないのは、自分も同じなのです。

    相手の言い分だけが特別なことではない筈なのですが、「・・・・ので」が付くだけで何となく優先する必要性があるという口実が生まれてしまうのです。

    その証拠に、「先に取らせて下さい」だけでは、「いいですよ」との承諾率は60パーセントだったのですが、「急いでコピーしなくてはならないので、先に取らせて下さい」では、何と、94パーセントの人が、「いいですよ」と、答えたのだそうです。

    「・・・・ので」という言葉は、相手にそれとなくプレッシャーを与え、一種の焦りや責任を感じさせるもののようです。

    これを、「ので効果」と呼ぶのだとか・・・。

    こんな言い方をされて、思わず順番を譲ってしまった人も多いのではないでしょうか?



    
    

    
<今日のおまけ>

    わたしは、どうも常に身体中に力を入れることが癖になっているようで、起きている時はもちろん眠っている時までも力んでいるようだ。

    力を抜くということが下手で、うまくリラックス出来ない。

    常に、何かに追いまくられているような忙しなさを感じているのだ。

    きっと、長年痛みや辛さに耐え続けてきたので、身体中に力を入れていることが当たり前になってしまっているのだと思う。

    未だに骨が歪んでいるため、立っているだけでも上半身を起こしているのが辛い。

    必然的に背筋や腹筋に、異常な緊張状態を強いている格好になる。

    
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