人前で意味なく溜息をつくな!・・・・・915
~ 今 日 の 雑 感 ~
人前で意味なく溜息をつくな!
女性が一人窓辺のテーブルに頬杖をついて、小さなため息を漏らす・・・・なんてシーンを見ると、つい、「どうしたの?」なんて声をかけたくなってしまう男性もいることでしょう。
女性のため息には、何処かか弱さやはかなささえ漂う場合があるのです。
ところが、これで味を占めた訳でもないでしょうが、やたらに人前でため息をつきまくる女性がいるのです。
女友だちとお茶をしに喫茶店へ入って、紅茶を飲みながら、ため息・・・・。
それも、如何にも哀愁めかした可愛子ぶりっこの声をあげて、「フン・・・」という具合に----。
一瞬、何処かで犬のチンでも鳴いたのかと思うような声なのです。
これをやられると、相手の友人の方は、間違いなく「退屈しているのかな?」と、気にかけてしまうもので、何とも人迷惑な仕草としか言えません。
ところが、ため息の本人は、退屈しているどころか、その場の雰囲気に合わせてわざと可愛いふりをして見せているだけで、ほとんど大した意図はないようなのです。
おそらく、彼女が子供の頃に、小さな声でため息をついて見せた時、両親に「可愛いなァ・・・」などと言って褒められたことがあったのでしょう。
そこで、彼女はとんでもない勘違いをしてしまった訳です。
「わたしは、ため息をつくと可愛いと思ってもらえる」
と-----。
確かに、幼い子供が大人ぶったため息なんかついていると、おしゃまさんに見られて、可愛いと思われたかもしれません。
しかし、もはや四十路も過ぎたいい大人が人前でため息などつくことは、マナーの面からしても論外です。
おばさんの溜息なんて、少しも美しくありません。
どうしてもつきたいというのなら、誰も見ていない場所でついて欲しいものです。
皆さんの周りにも、そんなため息女はいませんか?
<今日のおまけ>
小、中学生の会話を聞いていて感じることだが、実にセンテンスが短い。
何かを説明しようとしても、声に出す文章がすべてブツ切りになっているのだ。これでは、言葉と言葉のつながりがつかず、相手に話の内容がうまく伝わらない。
だから、必然的に「てにをは」の使い方がブレてしまうのだ。
何故、このような話し方になるのか・・・?
たぶん、言葉一つ一つを知ってはいても、それをどう組み合わせれば文章として完成するのかが理解できていないからだろうと思うのだ。
たとえば、「暗黙」という単語があるとする。しかし、センテンスで覚えていなければ、これを単独で使うことは難しい。だが、「暗黙」ときたら、次には「了解」という言葉がよく使われると知っていれば、「暗黙の了解」という短いセンテンスが容易に出来上がるのだ。
そういうことを勉強するためには、やはり、本を読むことが大切だろうと思う。
そして、家庭内での会話を出来るだけ文章化して話す癖を付けることが大事だろう。
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