逆境に強い人、弱い人
逆境に強い人、弱い人
あなたは、仕事や人間関係で行き詰った時、簡単に諦めてしまう方ですか?それとも、状況を打開しようと踏ん張る方ですか?
あなたは困難な状況に立たされた時、どのような考え方をするか、次の項目に当てはまるものを選んでください。
A 友だちが自分の考えを理解してくれない。
わたしに問題があるのではなく、友だちの方に個人的な問題があるに違いない。たとえば、奥さんとケンカをしたとか・・・。
B 大切な人と口げんかをしてしまった。
きっと、わたしの言い方が悪かったんだろう。もう少し、言葉に配慮すべきだったな。
C 会社の重要な仕事から外されてしまった。
たぶん、この仕事だけはわたしに向いていないと上司が判断したのだろう。わたしの能力が劣っている訳ではないはずだ。
D 仕事が押して、新幹線に乗り遅れた。
わたし自身のスケジュール管理が間違っていたのだ。もう少し、効率よいやり方で時間短縮をするべきだった。
E 誕生日に友人からのお祝いメールが届かない。
きっと、わたしの誕生日を忘れているに違いない。「おめでとう」の一言ぐらい言えよと、電話してやろう。
これらの項目に多く当てはまる人ほど、逆境に強い人と言えるのだそうです。
つまり、逆境に立ち向かうことが出来るか否かの違いは、その人の考え方の違いにあると言われ、困難に直面した時、次のような思考をすることが大切なのだといいます。
1 傾聴----逆境に直面した時は、まず、自分の反応に耳を傾け、自分がどのような状態かを客観的に把握する。
2 探究----どうしてそういうことになったのか、逆境の発端を知り、自分にはどのような責任があるのかを考える。
3 分析----逆境の原因を見極めたうえで、それは今後コントロールが可能なものか否かを判断し、コントロールした場合の自分の人生への影響を計算する。
4 実行----逆境を打開するうえで必要な情報を集めたり、自分に出来ること、他人に手伝ってもらわなければならないことを整理し、行動する。
こうして、今、自分が置かれている状況を冷静に判断しつつ、今後行なわなければならないことを決断する力を身につけることが、すなわち逆境に強い精神力を養うことになるのだそうです。
そうはいっても、いきなり思いがけない試練に直面すれば、誰でもパニックに陥ってしまうのは仕方がありませんよね。
それが普通の人間の反応というものです。
まあ、早い話が、「バカは風邪ひかない」の論理と似ていて、自分に甘く他人に厳しいポジティブ思考の人ほど、実は逆境に強い人と言えるのかもしれませんね。
*** 資料参照
<今日のおまけ>
出版社のマーケティング戦略の一つに、とにかく、何が何でも本のタイトルのみを繰り返し何度も人の目に触れさせる----と、いうやり方があるそうです。
要は、本の内容など駄作でも、表紙だけを徹底的にPRすれば、本の売り上げを伸ばすことは可能なのだとか。
最近は、「謎解きはディナーのあとで」とやらいう本屋大賞を受賞した小説が話題だそうですが、これを売り出すため、出版社がとった作戦は、まず表紙を若者に人気のイラストレーターに頼み、本のCMをテレビアニメ「名探偵コナン」の間に挟むという書籍としては異例の方法だったそうです。
これにより、子供と一緒にアニメを観ていた若い母親層の支持を得て、本は一気に130万部を突破。ついにテレビドラマ化までされてしまうという事態に----。(わたしは、読んでも観てもいませんけれど)
つまりは、人の購買意欲を刺激することなど訳もないということなのでしょうね。
あなたも、そんな出版社の一種の洗脳的マーケティング戦略にまんまと乗せられているのではないですか?
わたしも、あまり人のことは言えませんけれどね。
関連記事