またまた『"DOCTORS"~最強の名医~』の感想
またまた
『"DOCTORS"~最強の名医~』の感想
『DOCTORS~最強の名医~』----高嶋政伸の演技には、毎回脱帽だ。このドラマは、彼のあの奇々怪々な演技なくしては語れないような気さえする。
沢村一樹の演技もそれなりにユニークではあるが、過去に妻を病気で亡くしているというトラウマ設定が邪魔な気がして、やや魅力薄のきらいがある。
わたしは、個人的に、主人公が重いトラウマを抱えているというストーリーがあまり好きではない。
「結局は、そこなのね」
と、主人公の型に嵌った生き方の着地点が見えてしまうからである。
では、『チーム・バチスタシリーズ』の白鳥圭輔はどうなんだ?ということだが、相棒でありメインの主人公である田口公平の方に、今のところそれがないので気に入っているのだ。
で、四話目で初めて伊藤蘭扮する内科医が総合診療科の医師であるということが判った。(三話目をまだ観ていないので、それまでに判っていたのかもしれないが・・・)
そして、この総合診療医と、外科医、麻酔科医たちがチームを組んでお互いに助け合いながら患者の治療にあたろうということになったようだ。
それにしても、ストーリーにあったように、もしも患者に受診料や入院手術代を支払う目処が立たず、家族もそれを拒否した場合、一体誰が費用を負担することになるのだろう?
沢村演じる相良医師が、どんな極めつけのアイデアを出してくれるのかと期待したが、結局最後は長年離れて暮らしていて支払いを拒否していた患者の家族が現われてハッピーエンドとなってしまった。
出来れば、そこは、もうひとひねり欲しかったような気がするが・・・。
とにかく、この病院の医師でまともな常識的神経の持ち主は伊藤蘭扮する女性内科医だけのようだ。
とはいえ、まあ、最初の出だしの何処かで見たようなエピソード構成から、ようやくこのドラマ独自の描き方に発展しつつあるようで少し安心した。
<今日のおまけ>
それにしても、最近のドラマは本当に病院物づいていますね。
でも、あの「蜜の~~(題名忘れた)」というドラマは、オープニングタイトルからして、正直気持ち悪いので一度観ただけでやめました。
何だか、ストーリーがネチネチとしていて陰気で、観ていて具合が悪くなりそうです。
どうして、あの内容をわざわざ大学病院を舞台にしなければならないのかが判りませんね。
脚本家の意図が不明です。
普通の会社ではダメなんでしょうか?
一見、社会派を装っているようで、単なる陳腐なメロドラマに過ぎないように思います。
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