病気見舞いの齟齬(そご)

ちよみ

2012年01月20日 23:14

病気見舞いの齟齬(そご)




    病気になって入院するということは、たとえそれが一週間や二週間ぐらいのごく短期間であったとしても、入院した患者にしてみれば、とんでもない一大事件だということもありますよね。

    特に、今まで何十年と病院への入院なんかしたことがないという健康体の人にしてみれば、それは天地がひっくり返るほどの大イベントとなるようです。

    入院するにあたり、親戚一同を呼び集め、送別会まがいの宴をもうけた人だっていると聞きました。

    しかも、病室は個室。

    親戚や知人がお見舞いに来ることなど、当然のことだと思っているのです。

    ところが、元来身体が弱く、これまで重大な病気で何度も入院経験がある人からすれば、一、二週間の入院など通院に毛が生えたようなものです。
 
    わざわざお見舞いに行くほどのことなどないとさえ考えがちです。

    そこで、お見舞い金を現金封筒で送っておくだけで済まそうと思ったことが、のちのち大問題に発展したなんてケースも案外多いのだとか・・・。

    「どうして、わたしが入院していることを知りながら一度も見舞いに来なかったんだ!?」

    と、問い詰める相手に対して、

    「そんなどうでもいいような小さいことで、グチャグチャ言わないで欲しいな」

    と、答える親戚。

    お互いの入院に対する認識のズレが大変な亀裂を生んでしまった例もあるのです。

    病気見舞いの難しさですよね。

    この一度の行き違いが原因で、双方はこれからも没交渉になる予感がします。

    一、二週間というこの短期間の入院をどのように認識するか・・・。

    たぶん、わたしなら家族以外は誰にも言わずに済ませてしまうと思いますけれど・・・ね。



<今日のおまけ>

    今年は、新年早々わたしの周りにも風邪ひきさんが多いです。

    今日も外湯で会ったお姉さんが、もう苦しいくらいにゴホゴホ咳をしていました。

    そんな体調でお風呂へ入って大丈夫なんでしょうか?

    ところで、最近太陽の黒点が観測出来ないんだそうですね。

    太陽の黒点は正確に11年周期で多くなるそうなんですが、その周期に乱れが生じ始めているのだとか。

    磁場の恒星といわれる太陽の黒点は言わば太陽の磁力の放出口で、この磁力が強いほど黒点がはっきり見えるのだそうです。

    そして、黒点がはっきりしている時は何故か地球が温暖で、黒点が見えない時は寒冷化しているという過去のデータもあるのだそうです。

    この前黒点が観測できなかったのは1600年代~1700年代にかけての約70年間。江戸時代前、中期ですね。

    もしも、この11年周期に狂いが生じると、これから数十年間の地球は寒冷化するのかもしれませんね。

    ど~りで、今年の冬も寒いわけですね。
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