「思いやり」と「もてなし」
「思いやり」と「もてなし」
テレビコマーシャルで「『もてなし』とは、相手をリスペクトすることである」という台詞が出て来るものがあります。
これは、実にその通りだと思います。
相手のことを心から思いやり尊敬すれば、人の態度や言葉は自然と奥ゆかしさを持ち、相手に嫌われたくないという心情がにじみ出るものなのです。
しかし、相手を自分よりも地位の低い奴だとか、貧乏人だとか----そんな下目に見る気持ちがもてなす側にある時は、決して真の「もてなし」など出来ません。
そういう相手を蔑む気持ちは、本人は隠したつもりでも必ず何らかの形で表に現れるものなのです。
たとえば、言葉一つにしても、
「うちは、お客さまを買い物のため外へお出ししている」
などと平然と言う旅館経営者などがいますが、とんでもなく失礼な言い方ですよね。
つまり、この言い方では、主導権は旅館側にあり、客を泊めてやっているんだと言わんばかりの態度が見え見えです。
でも、もしもこの経営者に客に対するリスペクトの念があれば、
「お客さまに外で買い物をして頂いている」
と、言えるはずなのです。
もちろん、旅館やホテルの中にも売店はあります。客が外で買い物をするなどということは、経営者にしてみればあまり面白くないことなのでしょうが、主賓はあくまでも客側なのです。
客が楽しいと思うことを、旅館側も喜ぶべきなのです。
そういうところで、もてなし側の本気度が知れるのではないでしょうか。
長野県は、これからさらに観光客誘致に力を注ぐ方針だとか。
本気で「もてなし」を考えるのならば、まずは客を下目に見るようなもてなし側の心根から立て直す必要があるように思います。
<今日のおまけ>
今日の午後、散歩をしていたら、下校途中の小学生の女の子に「こんにちは」と、挨拶をされた。
ハーフの女の子で、何処かの少女雑誌から抜け出して来たような可愛さだった。
同じようにその子とすれちがった中学生の女子生徒たちも、思わず振り返りながら、
「キャ~~、見た?あの可愛いさ、何なの?」
と、ビックリ。そして、一人の生徒が一言。
「何で、うちのかーちゃん、あたしをハーフに産んでくれなかったんだろう」
実感こもっていたなァ・・・。
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