もう一人いる・・・?
もう一人いる・・・?
人間が究極の状態に追い込まれた時、時々あるそうですよね・・・。
「もう一人いる・・・」
と、いう話。
火事や山岳遭難など、大災害に巻き込まれたような時、本来は10人しかいないところに、何故か11人いた----と、いうような証言があとになって出て来るという不可思議な現象が・・・。
これは、人間が究極の状況に追い込まれた際に、願望が見せる虚像であるという説があるそうですが、殊に、信仰心が強い人ほど、こういった現象を体験する場合が多いといわれます。
「自分たちは、常に神に見守られている」
という強固な信念を持つ人ほど、そうした「もう一人いる」体験をしたように思い込むのだとか・・・。
そして、その気持ちが強ければ強いほど、困難なサバイバルに打ち勝つ可能性も大きいのだそうです。
「信じる者は救われる」
と、いうことにも直結するようですね。
例のチリ北部で起きた鉱山落盤事故で地下約700メートルに閉じ込められた作業員33人も、大半がキリスト教徒であったために、プロテスタントの牧師の資格を持つ作業員を中心にして礼拝を行ない、坑道内で自発的に祈りをささげつつ信仰心を高めていたのだそうです。
そのために、救出された作業員の中には、
「地下には、当初から34人いた」
と、証言する者もいたといわれます。
1972年10月にウルグアイのチリ行きチャーター機がアンデス高地へ墜落し、乗客乗員45人中16人が72日後に奇跡的生還を果たした、いわゆる「アンデスの奇跡」の生存者も、全員がカトリック信者で、
「身体的、精神的な重圧に耐えるメカニズムとして、信仰心と祈り、そして笑いはとても大切だ」
と、生存者の一人は後日語ったそうです。
----と、なると、多宗教を容認しつつも自身は特別強い信仰心を持つことがない日本人は、こういう場合において何を心のよりどころとすればいいのでしょうね?
家族や恋人への思いでしょうか?
そんな日本人の場合は、「もう一人いる・・・」は、どうしてもホラー的要素の方が優先してしまうような気がします。(~_~;)
<今日のおまけ>
最近、ご当地アイドルという地域限定のアイドル路線を行く女の子たちが人気だそうだ。
ご多分に洩れず、信州にも女性三人組のグループ「オトメ☆コーポレーション」というユニットが誕生したらしい。
タレント活動の半分が長野県内という地域貢献型アイドルグループである。
とはいえ、彼女たちが歌う曲は、主に南信地域の方言を交えたコミカルソングだという。
「お味はどうずら?気に入ったかや?」
これは、グループメンバーの一人が伊那市の出身だからだそうだ。
だが、この「----ずら」という方言は、わたしの住む北信地域にはほとんど耳馴染みがない。
つまり、彼女たちは信州のアイドルというよりも南信のアイドルグループといった方がより正解なのだろう。
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