学力優秀な人は〇〇が苦手
学力優秀な人は、〇〇が苦手
あなたは、学生時代の成績が良い方だっただろうか?それとも、さして芳しくない方だっただろうか?
学業成績が良い人は、つまりはテストの結果が良かったということである。
テスト問題が楽に解ける人は、記憶力はもちろんだが、答案用紙に書かれている文章が早く読め、問題の内容を把握する力に長けているということでもある。
これには、問題の解き方のコツの熟知や、集中力に富んだ能力が必要である。
お勉強が出来るとは、早い話がそういうことでもあるのだ。
では、あまり勉強が得意ではなかったという人は、どういう人なのかといえば、集中力が欠如していて、長時間の学習に耐えられないという人でもある。
つまりは、勉強の覚えも悪く、すぐに他のことに気を取られてしまうので、必然的にテストの成績も良くないということになる。
では、そういう人が頭が悪いのかといえば、決してそうではない。
勉強が出来る集中的思考型に対して、拡散的思考の持ち主ということだけで、頭の良し悪しには関係がないのである。
では、この拡散的思考型という人は、具体的にはどういう人かというと、多くのことを広く浅く知っているアイデアマンということになるのだそうである。
教科書や参考書の中のことばかりを一生懸命覚えて来た学力優秀者は、世の中の雑学や情報に乏しい。
会社に就職したのちなどは、コツコツと与えられた仕事をこなすのは得意でも、新しい製品を作る際のアイデアなどを出すのはとにかく苦手なのである。
それに比べて、拡散的思考型の人は、学校での決まり切った勉強は苦手だが、自由な発想をすることに関しては大得意の分野といえるわけで、周囲があっというような奇抜なアイデアをどんどん提供できるという強みを持っているのだ。
子供の頃に、どんな体験をしたかで人の想像力や発想力は決まるともいわれる。
ある有名なスポーツ選手は、我が子が小学生の時、わざと都会の親元から離して、田舎の家庭にホームステイさせ、野山を思い切り駆けまわらせる体験をさせたそうだ。
また、ある有名アニメ作家の息子は、大学進学を希望した際、あえて自然に囲まれた田舎の大学を選んだという。
多くの体験は必ずやその人の成長に欠かせない大きな糧となる。
「自分は、勉強が苦手で、覚えが悪い」と思う人は、色々な種類のボランティアに参加したり、旅をしたりして出来るだけ多くの人生経験をするといい。
それが、いつか勉強が得意な人たち以上に、社会に役立つ結果を生むかもしれないのである。
<今日のおまけ>
先日、電話したい先の電話番号が判らなかったので、電話帳で調べて、同じ名字の家へとりあえずかけてみた。
「ちょっと、お尋ねしたいのですが、そちらは〇〇さんのお宅でしょうか?実は、〇〇〇子さんのお宅を探しているんですが・・・」
すると、電話口へ出た年配らしき男性が、
「それでしたら、うちではありません。でも、そのお宅なら知っていますので、電話番号を調べてさし上げましょうか?」
と、何とも親切におっしゃるので、こちらも恐縮してしまって、
「いいえ、地籍だけ教えて頂ければ、こちらで調べます。本当に、ありがとうございました」
と、言って電話を切った。その後、教えて頂いた地籍から、目当ての家へ電話をすることが出来た。
間違い電話だと思われて、即切られてしまっても仕方がない、赤の他人からの一方的な通話に対して、丁寧に電話番号まで教えて下さろうとした男性には、本当に頭が下がる思いだった。
久しぶりに、温かな思いやりに接することが出来て、世の中まだまだ捨てたものではないな・・・と、嬉しく思う出来事だった。
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