不況になると見栄っ張りが増える

ちよみ

2012年11月22日 11:50

不況になると見栄っ張りが増える




    人が、やたらに見栄を張りだした時は、世の中が不景気になっている証拠だともいわれる。

    経済的に苦しくなると、それを悟られまいと、話を大きく盛り始める。

    「うちの子、正社員に採用されて、お給料も格段に良くなったのよね」

    そう話す女性の子供は、何故かいつも家のそばをうろうろしている。

    正社員になった人が、そんなことをしていられるのだろうか?----と、いつも疑問に思うのだが、どうやら実のところは正社員どころか、その日暮らしのアルバイトで稼いでいるらしい。

    そうかと思えば、

    「この間、500万円かけて、家の修理をした」

    と、話す男性もいる。ところが、これも50万円かけた----と、いうのが真相らしい。

    「かなりの厚生年金が入るから、暮らしには困らない」

    と、いう人も、実態はぎりぎりの生活だったりもする。

    これに比べて、バブルの頃はどうだったろうかと思うと、相当の額の給料をもらっている人でさえ、

    「基本給が安くて大変なんですよ」

    などと謙遜気味に語っていた。

    スポーツの世界でも、人間の心理とは不思議なもので、勝者ほど守りを重視し、敗者ほど攻撃的になるのだそうだ。

    明るく、気丈にふるまうほど、その人は深くダメージを受けている証拠のようである。

    そして、今の時代、そういう人々が社会の大半なのである。




<今日のおまけ>

    昨日は、一昨々日亡くなったご近所の男性の告別式だった。

    父親が立ち悔やみに行くというので、ドラーバー役になり会場まで。

    香典のお返しは、クッキーだった。紅茶パックも入っているセットで、帰宅してさっそく頂いた。

    男性のご家族の話では、眠っている間に血糖値が下がり、本人も気付かないくらい静かに亡くなったとのこと。

    まだ、69歳とお若かったが、長年血液透析もされていて、体力が限界に達していたのかもしれない。

    心からのご冥福をお祈りいたします。
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