あなたの知っている人は・・・
あなたの知っている人は・・・
人に対する評価というものは、実に千差万別である。
わたしが何十年間もいい人だと思っていた人物が、他の人からの評判を聞くと、まるで正反対の評価を下されていたという場合もある。
最初は、まったく別人の話を聞いているのかと思うほど、その人に対する見方が違うので、本当に驚いた。
あることをきっかけに知り合いの前で、とある女性のことを褒めたところ、
「何言ってんの?そんなこというの、あんただけだよ。あんな女、約束は破るし、責任はとらないし、偉そうにみんなを見下すし、評判最悪なのに・・・」
と、いう返事が相手の口から飛び出した。
「でも、あんなことも、こんなことも、わたしにはしてくれて、ホント助かったんだけれど・・・」
そうわたしが言うと、
「へ~~、そんなことあったんだ。あたしたちには、まったく違う顔を見せていたのかもね」
と、知り合いは逆にビックリしていた。
初めて聞く、その女性の悪い噂には、正直半信半疑というところではあるが、よくよく思い出してみれば、確かにあまり周囲の人たちと打ち解けている雰囲気はなく、人当たりは悪くないものの、決して自分の弱みは見せない性格のようだった。
人の性格というものは、その人を見る立場によって如何ようにも変わる。
ある人は、Aさんのことを「冷静沈着で嘘がつけない信用のおける人だ」と評価するかもしれないが、ある人は、「陰険で人当たりが悪い。すぐに結論を出して白黒つけるたがる冷たい人だ」と、思うかもしれない。
しかし、そのどちらもAさんの本当の顔なのだ。
だからこそ、人の評判というものほど信用の置けないものはないのかもしれない。
<今日のおまけ>
例のお見合い番組に出て来るシングルマザーたち、どうして自分は被害者だ・・・というようなことばかり言っているのだろうか?
子供をつくり、産もうと決めたのは自分なのに、その責任や倫理観は何処へやら、シンママになったわたしに同情して----と、言わんばかりにお見合い相手の男性たちに迫る姿を見ていると、
「もっと、しっかり目を開けて女性を見なさい!」
と、男性たちに発破をかけたくなる。
今回の番組でも、内装業の23歳男性をまんまと射止めたシンママの謙虚の「け」の字もない態度には、開いた口がふさがらなかった。
男性のご両親は、笑顔で見守ってはいたが、内心忸怩たる思いを拭えないに違いない。
男性のお姉さんもお宅訪問の際に同席していたが、彼女だけでもあの場ではっきりとシンママたちに向かって宣言しておけばよかったのだ。
「弟が良くても、わたしはシンママは認めません。こんな小姑がいても構わないのなら、性根を据えて嫁に来なさい!」
と----。
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