色々おしゃべり 35
色々おしゃべり 35
共同浴場に「入浴料や協力費を支払っていない人の入浴を禁止する」の張り紙がされたのを見て、ある人がこんなことを教えてくれた。
「実は、わたしたちの地区の外湯も、最近、部外者の無断入浴が増えて困っているんですよね。鍵の盗難も多いし、盗んだ鍵で入浴する人たちもいるみたい。だから、ここで鍵を新しい物に替えたんですよ。知らない人たちが入るなんて、気持ち悪いから・・・」
この辺りの共同浴場では、まだ今のところ鍵が盗まれるという話は聞いたことがないが、鍵だって無料ではない。
一つ数千円も払って、貸してもらっているものなのだ。
単に、なくしたのでまた借りるというわけにはいかないのである。
ところで、これもある人から聞いたのだが、この辺りでは、各旅館やホテルが一人500円ほどを支払うと、館内の温泉に入ることが出来るという日帰り入浴サービスをしているらしいのだが、そんな宿泊施設の中には、観光客から入浴料を受け取りながら、自分のところの風呂を使わせるのではなく、近所の外湯の鍵を渡して、そちらへ入浴してもらっているというちゃっかり者もいるそうだ。
客に入浴サービスを提供すれば、当然水道代もかかるし、その後は浴場の掃除もしなければならない。
たった500円そこそこでは、営業的に割に合わないということなのだろう。
そこで、自前の浴場を利用させるのを避け、自分たちは観光客からその入浴料を鍵の貸し賃としてもらうのである。
何とも高い貸し賃である。
そうなれば、当然、外湯には見知らぬ者たちが大勢入ることになる。
そんな部外入浴者の中には、次はタダで入ろうというずるい思い付きから、入浴資格のある地域住民が脱衣箱に無造作に入れていた外湯の鍵を、こっそり失敬してしまう者もいるのだろう。
わたしも、共同浴場で何度か地域外から堂々と入りに来る人を見かけたことがあるが、いったい誰が鍵を貸しているのか不思議だった。
もしかしたら、その鍵もまた盗まれた物なのかもしれないと思うと、世の中には何と図々しい人たちが多いものだと、立腹する他はない。
<今日のおまけ>
ゆるキャラの「アルクマ」----あの信州ディスティネーションキャンペーンのマスコットだったんだ。
信州の観光地にかなりの恩恵があったといわれるキャンペーンだそうだが、こちらには何一つ影響しなかった。
ディスティネーションキャンペーンの三ヶ月間も、街には閑古鳥が鳴いていた。
いったい、何処がそんなに経済的に潤ったんだろう?
掛け声ばかりに踊らされた、バカみたいなキャンペーンだった。
県の観光課がやることって、いつも片手落ちの足元暗しなんだよね。
長野冬季五輪だって、元はといえば何十年も前から世界中のジャーナリストを集めたスキー大会を開催したりと、志賀高原が声をあげ続けていたからこそ、実現したものなのだということを知らないのかな?
本来ならば、志賀高原オリンピックになっていたはずなんだよね。
長野マラソンだって、スタート地点を志賀高原の玄関口である山ノ内町から外してしまったことで、大会の知名度もガタ落ちだ。
テレビ中継もなくなってしまった。
あのスタート直後の急坂がランナーに負担だという理由だが、あのスタートダッシュがあったからこそ見応えも、走り応えもあったわけで、今の無難なコースなど何の面白みもないとの声もある。
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