色々おしゃべり 46
色々おしゃべり 46
身内自慢をする人は、世間が狭い人だという。
自分が知り得る世界が、家族や親戚に限られてしまっているので、他の情報が入って来ないからである。
そして、そういう人の特徴として、相手の話を聞かず、自分の話ばかりを一方的にしゃべるという傾向が大だ。
これは、つまりは「ぼくのことをだけを見てて!」と、子供が駄々をこねているのと同じ状況で、こういう人は精神的に大人になり切れず、思考が幼いままなのである。
世間を広く知っていれば、他のことにも関心があるので、身内のことなど頭に浮かばないのが普通なのだが、毎日を家族のためだけに費やしている主婦などには、とかく誰かれなしにこうした身内自慢ばかりをしてしまう人が多いのも事実。
自分が話すことを、相手も喜んで聞いていると勝手に思い込んでしまい、相手の気持ちにまで配慮出来なくなっている訳であるから、正に子供っぽさの極致である。
しかも、そういう人は、話しているうちに段々気分まで高揚して来て、熱に浮かされたように徐々に内容もエスカレートするので、聞かされる側にしてみれば、もはや拷問に等しい状態にも・・・。
「この人の話は、自慢話ばかりで聞くに堪えない。誰もあなたのことを羨ましいなどとは思っていないのだから、もう、いい加減黙ってくれ!」
と、相手の怒りを買うことにもなり兼ねない。
要は、自分のテリトリーに閉じこもっている人ほど、身内自慢をしたがるといえるのである。
もしも、あなたの周りに鼻持ちならない身内自慢大好き人間がいるなら、そして、その自慢話を二度と聞きたくないと思うのなら、こう忠告してあげるといい。
「奥さんは、よほど世間知らずの寂しい人なんですね。そんな内輪話しか知らないなんて、人生の大半を損しているも同然ですよ」
<今日のおまけ>
ついに、例の問題おばさんは、家来のように扱っているもう一人の主婦を、買い物に行くための運転手として利用し始めた。
おばさんは運転免許を持っていないので、もちろん、車も主婦の軽を使う。
「いつかは、こういうことになると思ったわよ」
近所の主婦たちは溜息をつく。
「もしかしたら、老後の面倒までみさせる気じゃないかしら・・・」
「早く手を切っておかないと、とんでもないことになるわよ」
高齢女性の一人暮らしが増えている。
不安で誰かに頼りたい気持ちは判るが、そんな心細さを悟られまいと意地になり突っ張って、逆に周囲の人たちを威圧したり、意地悪をして顰蹙を買っているわけだ。
もっと、謙虚になれないものか・・・。
あんな態度を取り続けていれば、若い人たちは皆、彼女を避けてしまうに相違ない。
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