断わるための心理テクニック
断わるための心理テクニック
もしも、あなたがどうしても引き受けたくないことを頼まれたら、どうやって断わるだろうか。
頼んできた相手が会社の上司とか、ご近所のうるさ型などの場合、断わるには、かなりの勇気がいることだろう。
こんな場合、
「申し訳ありません。その日は、どうしても行かなければならないところがありまして・・・」
などと言い訳をすることになるのだろうが、もう少し自分の立場を訴えたいのならば、
「申し訳ありません。その日は、どうしても行かなければならないところがあるものですから・・・」
と、言う方が、より説得力があるということのようである。
この「~~なものですから」とか「~~なので」という言い方は、どうしても譲れない問題なのだ----と、いうことをより強調する話し方で、相手を譲歩させるためにもビジネスマンなどが良く使う方法なのだとか・・・。
しかし、それでも相手が強引な場合は、こんな方法もあるという。
それは、相手の頼みを断わった上で、次にあなたの方が相手に対して、決して相手が飲めないであろうと思われるような難題を持ちかける----というやり方なのだそうである。
たとえば、ご近所のリーダー的な主婦から、
「うちね、明日から家族全員で二泊三日の旅行に行くことになったのよ。そこで、悪いんだけれど、うちのワンちゃん、三日ばかり預かってくれないかしら」
なんて、頼まれたとする。
でも、あなたにも明日は大事な彼とのデートが・・・。とても、他人の大切な飼い犬を預かることなど出来ない。目を離したすきに、事故でもあったら責任はとれない。
そんな時、「ごめんなさい。明日はわたしも用事があって、ダメなんです」と、断わるだけでは、相手に、「なんて、不人情な・・・。いつもは、こっちが何かと面倒見てやっているのに・・・」と、不満を懐かせたまま別れることになる。
そこで、こんな言い方がお勧めだと、専門家は言う。
「ごめんなさい。明日はわたしも用事があってダメなんです。・・・・あ、そうそう、実は一月後に、わたしも一週間ほど旅行に行く予定なんですけれど、お暇な時間で結構ですから、一日一回うちの花壇の花に水をやってもらえないでしょうか?」
こんな頼みをされれば、どれほど口うるさのご近所でも、
「たった三日間、愛犬の面倒を見てもらうお返しに、一週間も花に水やりをしなければならないなんて、冗談じゃないわ」
と、いうことで、自分の頼みごともあっさりと取り下げるはずだというのである。
その後、実際に旅行に行くことがなかったとしても、行かなかった言い訳ぐらい何とでもなる。
「風邪をひいてしまって・・・」
「一緒に行くはずの友人がケガをして・・・」
どんな理由でも作ることは可能だ。
まあ、ちょっと小ずるいテクニックではあるが、どうしても・・・という時には使ってみるのも悪くないかもしれない。
<今日のおまけ>
四月も後半に入らんとしているというのに、この寒さは何だろう?
一昨日は、日中の気温が25度。
なのに、今朝は、マイナス4度にもなった。
ど~~なっているんだ、地球?
まあ、この寒さで、桜の花持ちが少し良くなってくれれば、それはそれでいいのだが・・・。
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