仕草で判る防衛本能

ちよみ

2013年05月13日 18:01

仕草で判る防衛本能




    午後に入り、グングン気温が上がったようで、さながら夏本番の暑さだった。

    昨日までは、手を伸ばそうとも思わなかった炭酸飲料が欲しくなり、スーパーに立ち寄ったついでに、三ツ矢サイダーの梅味を買った。

    長期予報によれば、今年の夏はとんでもない暑さに見舞われるとのこと----。

    冬があんなに寒かったのに、夏がスーパー猛暑なんて冗談じゃない----と、早くもぼやきたくなる。

    



    政治や社会問題の話題で盛り上がるトーク番組を観ていると、出演者の中に時々不思議な仕草をしながら熱弁をふるっている人がいる。

    片方の腕で自分の胸の前をガードするような格好をしながら、もう片方の腕をやたらに振りまわし、しゃべり続ける人である。

    どうして、このような不思議な腕の使い方をしているのかと、いつも気になっていたのだが、こういう仕草をしている人は、いくら激しい口調で相手の言い分を論破していても、内心はかなり小心だということのようである。

    つまり、一方の手で相手を威圧し、強い口調で持論を展開している外見とは裏腹に、もう一方の腕は、しっかりと自分の胸の前をガードして相手の攻撃を食い止め、自身の内面へ踏み込ませないようにしているのだそうである。

    そういう人を観察していると、かなり頻繁に胸の前で腕組みもする。

    無意識の防衛本能が働いて、自分で自分を守ろうとしている証拠なのだとか・・・。

    こういうスタイルをとるのは女性よりも男性に多いといい、それも、強気の発言で注目を集めるような人ほど、こうした仕草をするのだという。

    しかし、この防御体勢をとる方の手のひらが、開いている時は、それほど警戒心を懐いているわけではない。

    拳を握っていたら、それは内心かなり冷や汗ものでいる証拠なのだそうである。

    拳は、強い拒否反応を意味しており、もしかしたら、激論の相手のことを本当に嫌っている可能性もあると考えられる。

    因みに、話をする時、やたらに口の周りを手で隠したり、鼻をいじったりする癖のある人は、自分の発言に自信のない人。

    本当か否か、自身も半信半疑で話をしている場合が多いとか。

    率先して嘘をついているわけではないにしても、あまり信用に足る人物ではないとも言えるのだそうである。




    
<今日のおまけ>


    科学系ミステリードラマ「ガリレオ」----これまでも放送されていたそうだが、今回のシリーズから何となく観ている。

    このドラマに関して、今巷では「もっと原作に忠実にドラマ化して欲しい」と、原作のファンたちから苦情が噴き出しているのだそうだが、テレビドラマは、このくらいの軽い乗りでちょうどいいのではないかと思う。

    先日放送された電気着火式のストーブの自然発火現象を、殺人事件と絡めるシーンなど、原作にはなかったということのようだが、こうしたトリックを使うことによって、電池を入れたままの電気着火式ストーブが自動車無線周波で稀に発火する危険性があるということを、視聴者に警告できたのだから、それなりの意味はあったと思われる。

    まあ、いずれにしても、物理や科学に精通している人の頭脳には、感服してしまう。

    主人公が計算式を路上に書きまくるシーンにも「原作にはない」と、非難が殺到しているそうだが、あれも連続ドラマには付き物のお約束なのだから、あれはあれでいいのではないだろうか。

    ただ、他人の家の玄関の敷石の上に書きつけるのは、いささかやり過ぎの感も無きにしも非ずではあった。

   
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