色々おしゃべり 63

ちよみ

2013年05月15日 18:13

色々おしゃべり 63




    慰安婦制度は当時必要だった、在沖米海兵隊は風俗業者活用を-。日本維新の会の橋下徹共同代表の発言をめぐって14日、政界に波紋が広がった。刺激的な発言をすることで「本音を言う政党」であることを印象づけたい橋下氏の思惑がちらつくが、批判の声は大きく、夏の参院選にも影響が出かねない。

    「慰安婦は女性の人権に対する大変な侵害だ」

    稲田朋美行政改革担当相は14日の記者会見で橋下氏を批判。自民党の野田聖子総務会長も「論外だ。男性の矜持はどこに行ったのか」と怒りをぶちまけた。(YAHOO!ニュース)





    橋下大阪市長が、またまたお騒がせ発言をしたらしい。

    最近の自民党独り勝ちで維新の影が薄くなったので、何かここいらでひと花火打ち上げないと、参議院選挙にさし障るぞ----とでも考えたのだろう。

    それにしても、発言した内容が選択ミスもいいところだった。

    政治家として、人権第一の弁護士として、一番のタブーに踏み込んでしまった感が否めない。

    そりゃ、あんなことを言えば注目には値するだろうが、世の女性たちを侮辱しただけでなく、理性ある男性たちからも、

    「お前と一緒にするな!!おれたちは、動物じゃない」

    との非難が続出。

    沖縄駐留の米軍司令官も、市長のあまりに不見識な発言を受けて、おぞましさで震えたという。

    しかも、その発言に維新の石原共同代表も基本的には賛同の意を示したようで、

    「発言の内容は間違っていない」

    と、いつものKYな「俺は男だ!」節を吹聴。

    女性を擁護するような発言をすれば、男としてバカにされるとか、舐められるというような古い男社会の道徳観に縛られ続けている、過去の人の印象をより強くした。

    従軍慰安婦問題にしても、実際戦地で戦った人たちに意見を聞けば、

    「あんなものは、まったく必要なかった。なくても十分戦えた。上官からそういうものだと、半ば強要されていたので仕方なく利用した者もいただけの話だ」

    というのが、本当のところだったらしい。

    中には、

    「男の見栄というか・・・、他の兵隊たちへの手前もあったので----」

    と、言葉を濁す人もいるという。

    何とまあ、聞けば聞くほど、バカらしい理由に開いた口がふさがらない。

    そんなアホ臭い低俗な虚栄心の犠牲になってしまった女性たちこそ痛ましい。

    どうやら、橋下市長や、石原共同代表の意見は、「あれは、特殊な感性の持ち主たちのよまいごとで、良識ある一般人は聞く耳持つ必要なし!」と、きっぱり割り切ればいいということのようである。
    

    
<今日のおまけ>


    国会でこの論議がなされているのをテレビで観ながら、父親は、

    「橋下みたいな若造が言っていることなんか本気で聞く必要はないが、あんな男の発言に賛成するなんて石原ももうろくしたなァ・・・」

    と、残念がっていた。

    「都知事を最後までまっとうすれば、都庁に銅像だって建つほどの人物だったのに・・・」

    権力に目がくらんだ老人の末路----とでも、映っているようだ。


    話は変わるが、そんな「俺は男だ!」症候群の男性たちにとっては、耳を覆いたくなるような現実もあるようだ。

    現在、防衛大学などへ進学希望する学生の数は、男子よりも女子の方が断然多くなっているという。

    あと何年かすれば、自衛隊の制服組上層部は、ほとんど女性幹部自衛官で占められるという裏話を、先日何かの番組が放送していた。

    なかなか面白い近未来予想ではある。

   
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