わらべ唄は、心の扉・・・・・98

ちよみ

2009年07月17日 23:34

~ 今 日 の 雑 感 ~


わらべ唄は、心の扉



    あんたがた  どこさ  肥後さ  肥後どこさ  熊本さ  熊本どこさ  船場(せんば)さ

    船場山には  狸がおってさ  それを猟師が  鉄砲でうってさ  

    煮てさ  焼いてさ  食ってさ  それを木(こ)の葉で  ちょいと隠す



    こんな、わらべ唄は、皆さんもよくご存じですよね。

    こういう、わらべ唄に、高齢者の感情を呼び起こす力があるという記事を、新聞で読みました。

    わらべ唄は、高齢者ならほとんどの人が知っていて、音程にも高低がなく、一つの音に一つの文字なので、歌いやすいというメリットがあると共に、動作を伴ってコミュニケーションを図ることも出来るため、音楽療法の点から見ても、一石二鳥の歌なのだそうです。

    たとえば、このわらべ唄ですが、高齢者施設などで、お年寄りが輪を作って腰かけ、「あんたがた どこさ」の「さ」のところで、右隣に腰かけている人の太ももを触ると、いうスキンシップを取ることで、相手の手の温度を感じ仲間を意識するといった感覚の覚醒効果があるというのです。

    また、声を出して歌うことで、感情を呼び起こし、思い出をよみがえらせることも出来ますし、判り易い言葉を繰り返し発声することで、言葉のリハビリにも役立つのだそうです。


    ひらいた  ひらいた  何の花が  ひらいた  

    レンゲの花が  ひらいた  

    ひらいたと思ったら  いつの間にか  し~ぼんだ




    ずい  ずい  ずっころばし  ごまみそずい  茶壷に追われて  とっぴんしゃん  ぬけたら  どんどこしょ  

    俵の鼠が  米食って  ちゅう  ちゅう  ちゅう  ちゅう

    おっとさんが呼んでも  おっかさんが呼んでも  行きっこなしよ 

    井戸のまわりで  お茶碗欠いたの  だ~れ



    こんな、わらべ唄を歌いながら、隣の人へタンバリンなどを渡して行き、「し~ぼんだ」や、「だ~れ?」のところで、止めるゲームをすると、止まったところの人が、みんなの注目を浴びることで、恥ずかしいとか、ちょっと得意になるとか、日常ではあまり感じることが出来ない、刺激を受けることも出来、お年寄りたちの感情が豊かになっていくそうです。

    ただ、こういう音楽レクリエーションを取り入れた感覚のリハビリは、扱う楽器の種類などにも注意を払う必要があるということで、高齢者や障害者にとっては、楽器の扱いはとても大変な場合もある訳ですから、あまり大きい物や、逆に小さすぎるものなどは、避けた方が無難だということです。

    また、こうした訓練は、楽譜も練習もなしでやることが望ましいそうで、成功も失敗もないというスタンスをしっかり決めておかないと、お年寄りたちの自尊心を傷つけたりしてしまい、まったくの逆効果だとも記事は書いています。

    そして、これをやったからといって、すぐに効果が現われることを期待するのではなく、お年寄りたちが「また、やってみたい」「楽しかった」と、感じることが重要なのだとか------。

    あくまでも、感情覚醒の効果は二の次として、「がんばってやりましょう」などという、レクリエーションの押し付けになってはならないということでした。

    お年寄りに限らず、わたしたちも、日本人の心の奥の遺伝子に刻みつけられている「わらべ唄」を、たまには、歌ってみるのも、感性の再確認になってよいものかもしれませんね。 

     
        
    ***  写真の十字架に指紋がついている~。
          良く拭いてから写せばよかったなァ~。

<今日のおまけ>

    今日は、どちらかといえば涼しい方だったのですが、わたしは、ちょっと暑気あたり気味。

    氷いちごを食べながら、パソコン打っていました。

    午後は、小雨の中、約三年ぶりに、ウォーキング(らしきもの)をしました。ちょっと不安だったのですが、いつもの散歩よりも、少し距離を長く歩きました。途中、やはり、腰に来ましたが、それでも頑張って一キロほど歩いてみました。しかも、帰りは上りです。

    さすがに、家へ帰り着いたらバテましたが、なせば成るものです。明日も、頑張るぞ!!  
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