サプリメント依存症?・・・・・115
~ 今 日 の 雑 感 ~
サプリメント依存症?
今日も病気だ。薬がうまい!
昔、こんな冗談が巷で聞かれたことがありましたが、このような生活を真面目に続けている人がいるという記事を、新聞で読みました。
千葉県にある和洋女子大で哲学を教えている三浦俊彦教授(49)は、一日に六十四種類、三百錠あまりのサプリメントを常用しているのだそうです。
一食分は、約百錠。購入代金は、一ケ月で十数万円にもなるといいます。
「普通の食事では、余計な栄養もとってしまうが、考えて飲めば、サプリの方が効率がいい」と、三浦教授は言うそうです。そんな、彼の主食は、カップ麺が多く、最後にサプリをお茶で一気に流し込むと、「この、サプリが食道を滑り落ちる時の感触が気持ちいい」のだと、話すのだそうです。
しかし、彼は、別に食べることが嫌いな訳ではなく、外食もするし、学生たちとも会食をすることだってあるのですが、それでも、サプリメントのカプセルや錠剤の香り、封を開けた時の「香気」なるものに、魅了されてしまうのだとか。
こんな食生活は、不自然だと、指摘されることもあるといいますが、本人は、肝臓機能や腎臓機能が少し悪いものの、この食事で、今まで大した病気にもかかったことがないので、いたって平気なのだそうです。
とはいっても、サプリメントの専門家は、「ビタミンCの錠剤を飲み過ぎて下痢になるなど体調を崩したり、栄養失調になった例なども数多く報告されているので、このように極端な過剰使用には、問題があると、警鐘を鳴らしています。
最近は、テレビの通信販売を観ていても、サプリメントと呼ばれる物が次から次へと紹介されています。
現在の高齢化社会もそれに拍車をかけ、年をとって食事の量が減り、それだけでは補いきれない栄養素をサプリメントで補給しようと、コマーシャルは呼びかけています。
わたし自身も、以前、体調不良を覚えていた時、数々のサプリに手を出しました。薬は怖いが、サプリなら大丈夫だろうという考えで、かなりのお金をつぎ込んでしまったのですが、結局、わたしの場合は、何の効果もなく、単に無駄金を使ってしまったにすぎませんでした。
わたしの知り合いにも、夫婦して、こうしたサプリメント依存症のようになり、月に十万円以上もつぎ込んでいる人たちがいます。本当に、効果があるのかどうかは、その人たちも判らないのだそうですが、ただ飲むのをやめた時にどうなるかを考えると、怖くてやめられないのだといいます。
しかし、その夫婦が、わたしの目から見て、とても健康とは言い難いのです。それでも、今より悪くなっては困ると、やめることが出来ない。まさに、サプリメントの罠にかかってしまった疑似健康を体現しているにすぎないのですが、その依存から抜け切れないのだそうです。
また、わたしが知っている癌患者の中にも、やはり、サプリから抜けられずに、医師に、それはもう飲んではいけないと忠告されているにもかかわらず、それでも、隠れて飲んでいる人もいました。
自分の身体がむしばまれたのは、サプリのせいかもしれないというのに、それでもやめられない。これは、どういうことなのか------?
人間の弱い心理につけ込み、ジワジワと食い込んで行くサプリメント依存症の怖さを、見せつけられた思いがしました。
<今日のおまけ>
夏は、痩せにくい季節なのだという。
身体の中の体温を上げる必要がないからだそうだ。
体温を上げるためには、新陳代謝を良くして、脂肪を燃やさねばならないのだが、夏は、気温が高いので、体温を上げる必要がなく、よって、脂肪も燃えにくいのだとか。
しかし、冬は、その反対で、寒さから身を守るためには体温を上げる必要があるので、脂肪燃焼を高め、代謝を活発にして痩せやすくなるのだそうである。
でも、何か、わたしの感じでは、逆のような気がする。
夏は、脂肪を必要以上に身体に溜めこむ必要がないので、むしろ、痩せる条件がそろっているのではないだろうか?そして、冬は、反対に、身体を寒さから保護するために脂肪は極力必要なような気もするのだ。
「夏痩せ」とは言うけれど、「冬痩せ」という言葉は聞いたことがないから・・・・。
まあ、わたしの場合は、年がら年中、新陳代謝など無きに等しいような気もするのだけど。
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