わたしは、竜馬が嫌いです・・・・・142
~ 今 日 の 雑 感 ~
わたしは、竜馬が嫌いです
先日、南宜堂さんのブログ記事に、坂本竜馬と土方歳三の共通点が書かれてありました。
二人とも、生まれは天保六年(1835年)で、土方歳三の方が、半年ほど早い生まれなのだそうです。
わたしは、司馬遼太郎氏の書かれた坂本竜馬が主人公の小説は、読んではいませんが、土方歳三が主人公の「燃えよ剣」は、中学生の時に読みました。
何故、皆さんが、面白いという坂本竜馬の物語を読まないのかといいますと、わたしは、子供の頃から、どういう訳か、この人物が好きになれなかったのです。
写真で見る風貌もさることながら、とにかく、その生き方に共感出来ませんでしたし、高知県(土佐藩)という土地柄も肌に合わなかったのだと思います。高知弁にも、抵抗がありますし、四万十川などと聞くと、気分が悪くなるのです。
それが、どうしてなのか、理由は判りません。わたしは、高知県に行ったこともなければ、身近に高知と関係する者もいないのですが、生理的に受け付けないといいますか、その気持ちが、おそらく坂本竜馬にも影響しているのだと思います。
薩長同盟を提言したということからして、「お節介者が、余計なことを!」と、子供心に思ったものでした。
それに、竜馬の女性の好みも、どうかと思う訳です。ああいう、おりょうのような女性を好み、結婚が間近だった女性を平気で袖にしているといういい加減さにも、呆れます。しかも、おりょうとの新婚旅行で、小鳥を的にして、自慢のピストルで射撃の練習をしたというエピソードにも、閉口しました。
とかく、政治家の中には、自分を坂本竜馬にたとえる人がいますが、「わたしは、中岡慎太郎に近い」と、いう政治家の方が、まだ許せます。
でも、竜馬を支持する方たちは、彼がいたからこそ、明治維新は起こせたのだと、言われるかもしれません。果たして、そうでしょうか?竜馬の代わりなら、何人でもいたと思います。上田藩の赤松小三郎などは、坂本竜馬よりも、もっと時代の先を読んでいました。
「言うたらいかんちゃ、おらんくの池にゃ、潮ふく魚が泳ぎよる」
こんなホラ話が大好きな龍馬だからこそ、大仕事が成し遂げられたのだということも出来ますが、この大ボラが、命を締めたのでしょう。
わたしの、曾祖父が最後まで、徳川の武士であることを誇りにしていた人物でしたから、このような気持ちがDNAに刷り込まれているのかもしれませんね。
<今日の雑感>
新型インフルエンザが、ついに本格的な流行を見せ始めた。先日は、志賀高原のホテルでも、集団感染が起こったそうである。国内でも、死者が出たことで、マスク製造会社も株も上昇していると聞く。
にもかかわらず、未だ、ワクチンは、年内に1700万人分しか生産できない(海外からの輸入ワクチンを入れれば5300万人分は確保の予定)ということで、このワクチンを最初に誰に接種したら対応措置として効率的かということで、接種の優先順位についての社会的合意が急がれている。
ワクチン接種の対象となるのは、おそらく、医師や看護師などの医療関係者だと思うが、一方には、それよりも、罹患すると重症化する恐れのある透析患者や、高齢者や子供を優先するべきだとの声も根強い。
政府は、どのような優先順位を決めるのか、頭の痛い問題である。
また、本日、長野市内の病院で、慢性心不全の持病を持つ三十代の男性が、新型インフルエンザによる肺炎を併発して死亡したというニュースを見た。新型インフルエンザによる死亡は、全国で五人目だという。
男性は、人工呼吸器をつけて治療中だったとのことである。
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