あの~、大丈夫ですか?・・・・・211

ちよみ

2009年10月19日 22:14

~ 今 日 の 雑 感 ~


あの~、大丈夫ですか?



    地元のお土産屋さんでの話。

    六十歳ぐらいの女性のお客さんが来て、店の奥さんに訊きました。

    「あの~、お宅に『チョロキュー』売っていませんか?」

    「『チョロキュー』って、あの丸っこいのですか?」

    「そう、そんな感じので・・・・」

    「小さくて、袋に入っているんですよね?」

    「袋に入っているのもあるのかしら?わたしが知っているの
    は、箱に入っているんだけれど-----」

    「それって、普通は土産屋じゃなくてスーパーで売っている
    んじゃないかしら?」

    「スーパーで?売っているところもあるかもしれないけれど、
    わたしは、あまり見たことない・・・・」

    「で、誰が欲しいんですか?」

    「孫なの、二歳になる」

    「え!?二歳?本当
    に?」
    
    「ええ、あれが動く
    と、すごく喜ぶの」

    「えー!!動くんで
    すか!?あの紫の
    が---?」

    「まあ、紫のもある
    かもね」

    「でも、あれはたい
    てい紫でしょ?お尻
    に毛が生えていて」

    「毛-------!?」(ーー;)

    「生えているでしょ?」(^^)

    「・・・・・・・・・」(ーー゛)

    「・・・・・・・・?」(・_・)

    「奥さん、それって、もしかして、食べ物の『ちょろげ』のこ
    と?」

    「あれ------?なんか、違いましたっけ・・・・?」(・・?

    「わたし、『ちょろキュー』が欲しいって言っているんだけれ
    ど。子供が遊ぶ乗り物のおもちゃで、転がすととても速く
    走るの」

    「あ~、そうなんですか。やだわ~、勘違いしていた。それな
    ら、あります」(~_~;)

    「あの~、大丈夫ですか?」(;一_一)


    こういうすれ違いの会話って、年を取ると多くなるものですよね~。     
<今日のおまけ>

    世の中には、何でも知ったような風に話をする人がいる。

    「そんなの当たり前じゃない。何で知らないの?」と、言うようにだ。しかし、自分で経験したこともないことを知ったかぶられることは、実に面白くないし、癪に障る。

    わたしの首には、大きな手術痕がある。皮膚を切り筋肉を切るということは、そこの神経をも切断するということである。だから、未だに、顎から首にかけての感覚が鈍いし、物を飲み込んだり顔を上げる時、嫌な突っ張り具合があるのだ。

    そのことを、ある人に話すと、「そんなの当たり前じゃない。皮膚を切ったんだから」と、平気な顔でいう。

    「そんなの当たり前って、あなたも首を切ったことがあるの?」と、わたしは、即座に訊いた。もちろん、その人は、一度だって手術などしたことがない。

    「だったら、どうして、当たり前だなんて判るの?それって、あなたの想像でしょ?自分が経験したこともないのに、何、知ったかぶっているのよ。他人は、あなたが何も知らないでしゃべっていいることは、みんな承知しているの。でもね、いちいち指摘したら悪いと思って黙っているだけでなの。はっきり言って、あなたの言うことは、ほとんど的外れなんだよ」

    ついに、言ってやった!この知ったかぶりには、何十年と悩まされて来たのだ。

    もう二度と、威張るんじゃないぞ。お前の知らないことなど、世の中にはゴマンとあるのだからな。    
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