和式で用が足せますか?・・・・・212

ちよみ

2009年10月20日 21:02

~ 今 日 の 雑 感 ~


和式で用が足せますか?



    テレビを観ていたら、面白い実験をしていました。

    小学生の子供たちに、和式トイレを使用したことがあるかを訊き、一度もないという子供たちに、いわゆる「うんこ座り」(表現が陳腐ですみません)をさせて、何分その体勢でいられるかを競わせたのです。

    足を開いて膝を曲げて座り-----さて、どのくらいその姿勢を保っていられたと思いますか?

    驚くことに、子供たちは、ほんの数分もその体勢を維持できなかったのです。みんな、後ろへ倒れ、尻もちをついてしまいました。これには、実験をした教師たちもビックリでした。

    つまり、子供たちの足の筋肉は、その体勢を維持できないほどに弱く、また、体の重心の取り方が全く理解できていなかったと、いうことなのです。この体勢を保ち続ける時、最も重要なのが、つま先の強さです。小さな時から和式トイレで鍛えられている大人は、そのつま先が自然と強くなっていたのですが、最近は、何処の家庭もトイレは洋式が当たり前ですから、この筋肉を鍛える習慣がなくなってしまっていたのです。

    もちろん、トイレで用を足す時間は、和式を使用する場合、早い人なら四、五分。遅い人では、小一時間もその体勢をとり続ける訳ですから、大人たちの足腰の強さは今の子供たちの比ではありません。

    しかし、問題は、座り続ける時間だけではなく、その姿勢から立ち上がることが出来るか?-----ということなのです。

    要するに、その体勢から立ち上がるためには、つま先、ふくらはぎ、太もものすべての筋肉がうまく連動する必要があるとのこと。しかし、つま先の筋力の弱い子供たちは、踏ん張りがきかず、さらにバランスの取り方もうまくないため、立ち上がることが出来ないのだそうです。

    そして、最近の子供たちは、足の格好が悪くなるというので、正座をして食事をする習慣もなくなりつつあるため、必然的に足の形が欧米型となり、膝の後ろ側に筋肉が付いてしまうため、正座をすると、まるで布団を一枚膝の間に挟んだような具合になって、長時間の正座が出来なくなってしまっているのだそうです。

    と、言うことは、和式トイレで座る時も、その余計な筋肉が邪魔をして、座り続けることが難しいのだとも言います。

    日本式の生活を捨て、欧米化の生活を日常として来たことで、子供たちの体形から筋力までが変わって来てしまったということなのです。筋力の衰えは、素早い反応の妨げになりますから、「なんで、こんな所で転ぶの?」と、思われるような予想外の事故や怪我にもつながります。

    では、どうしたら、この足の筋力を強くすることが出来るのでしょうか?ある専門家の話では、相撲の「四股」を踏ませることがいいということでした。スクワットもいいそうですが、子供たちには四股踏みの方が、楽しく出来るのではないでしょうか。

    あなたのお子さんは、和式トイレで用が足せますか?まだまだ、日本には和式トイレは多いです。遠足や修学旅行、登山などで、「お便所へ行きたくない」などとならないためにも、足腰を鍛えておくことは、大切ですよ。
<今日のおまけ>

    信濃グランセローズが低迷から脱しきれないことの原因の一つに、地域密着にこだわり過ぎたせいだという指摘があるそうだ。県外から選手を採れば、それは強いチームが出来ることは誰にも判っているが、グランセローズの核となる目標は、地元の選手が地元で結婚し、その子供たちが地元の野球を育んで行くというものであるだけに、県外選手を多く採ることは、その当初の目的に反するというわけである。

    また、スポンサー企業も、この選手がいるから金を出すという場合があり、その選手が戦力として適切ではなくても、スポンサー獲得のためには放出できないという苦しい事情も大きいという。

    そうかといって、以前の高校野球の県代表のように、選手全員が関西弁をしゃべるチームを応援しようと思う県民がそうそういるとは思えない。やはり、地元出身の選手たちの存在は必要不可欠ではある。

    個人的には、須坂出身の町田選手が、今季限りで引退というのも寂しい限りだ。

    グランセローズには、オフシーズンも、頭の痛い問題が山積しているといえるだろう。

    
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